髭脱毛は何回で抜ける?1回目から抜ける毛と、15回通っても抜けない毛の違い

髭脱毛 何回で抜ける ひげ脱毛の基礎知識

照射した毛がポロポロ抜け落ちること自体は、1回目の施術から起こります。目安は照射後1〜3週間ほど。ただし抜けた毛穴からまた新しい毛が生えてくるので、「もう生えてこない状態」という意味で言うなら、髭剃りがラクになるのが5回前後、青髭が気にならなくなるのが10回前後、ツルツルを目指すなら15回以上が目安になります。

この2つを混ぜて考えると、話がずっとややこしくなるんですよね。

「何回で抜けるの?」という質問には、実は2つの意味が混ざっている

この疑問がスッキリしない一番の原因は、「抜ける」という言葉が2つの別々の現象を指しているからです。

ひとつは、照射した毛が数日〜数週間かけて自然に脱落する現象。もうひとつは、その毛穴から二度と毛が生えてこなくなる状態。クリニックのサイトで「1回目から抜けます」と書いてあるのは前者で、「10回以上必要です」と書いてあるのは後者のことです。どちらも嘘ではないのに、読んだ側は数字が食い違って見えて混乱します。

「抜ける」の意味 起きるタイミング その後どうなるか
照射した毛が脱落する 1回目の照射から。照射の1〜3週間後 同じ毛穴から再び生えてくることが多い
その毛穴から生えてこなくなる 回数を重ねた分だけ徐々に 減った状態が長く続く

つまり、1回目の施術後に髭がスルッと抜けても、それは「脱毛が完了した毛穴」が増えたことと同じではありません。逆に、抜け落ちる実感がなくても効果が出ていないとは限らないんです。ここを分けて理解しておくと、通っている途中で不安になることがかなり減ります。

1回目でも毛は抜ける。ただし2週間後にまた生えてくる

医療レーザーでも光脱毛でも、毛の黒い色素に反応させて発毛組織に熱を伝えるのが基本の仕組みです。ダメージを受けた毛は、その場でなくなるわけではなく、栄養が届かなくなって少しずつ押し出されていきます。

抜け落ちるまでの期間は、おおむね1〜3週間

ゴリラクリニックは、髭の場合に施術から10日〜3週間ほどで抜け落ちが見られると説明しています。メンズリンクスは1週間前後で自然に抜け始めるとしていて、サイトによって幅がありますが、「照射直後には何も起きない、数日から数週間かけて抜ける」という点は共通しています。

顔を洗ったときやタオルで拭いたときに、指先に短い毛が何本かついてくる。あるいは髭を剃ろうとしたら、そこだけスカスカになっている。抜け方はこんな感じで、ある日いきなり全部落ちるような劇的なものではありません。

抜ける前に「濃く見える」時期がある

照射から抜け落ちるまでの数日間、毛が皮膚の外に押し出される途中で、いつもより長く飛び出して見えることがあります。これがいわゆる「どろぼうひげ」で、脱毛したのに一時的に濃く見えるので、初回の人ほど驚きます。

これは抜ける前段階として起きている現象なので、抜け落ちれば落ち着くことがほとんどです。詳しい対処は髭脱毛後のどろぼうひげはいつまで続くかでまとめています。

1回で抜けるのは全体の1〜2割。残りは照射時に「眠っている」

1回で全部抜けない理由は、照射のタイミングで反応できる毛が限られているからです。

毛には成長期・退行期・休止期という周期があり、メンズリゼの解説では、脱毛効果が得られるのは成長期の毛のみで、体毛のうち成長期にあるのは約20%以下とされています。大西皮フ科形成外科医院も、1回の施術で脱毛できるのは全体の10〜20%という数字を挙げています。

残りの8割は、毛根から離れかけていたり、そもそもまだ皮膚の下で生えていなかったりする毛です。これらにはレーザーを当てても十分な熱が届きません。だから休止期の毛が成長期に入るのを待って、間隔を空けながら何度も照射する必要があるんですね。

さらに髭は、体毛のなかでも根が深くて太いという特徴があります。メンズリゼは、そのぶんレーザーの熱エネルギーが伝わりにくく、成長期の毛であっても効果を出しにくいと説明しています。腕や脚より髭の回数が多くなるのは、この2つが重なっているからです。

何回目から「抜けたまま」になるのか、回数ごとの現実的な変化

脱落ではなく「減ったまま戻らない」という意味での目安が、次の表です。ただしこれは平均的な話で、もともと髭が薄い人は5回前後で満足することもあれば、密度が高い人は20回を超えても完全にツルツルにならないこともあります。

回数 毛の状態 日常での実感
1〜3回 照射した毛は抜けるが、また生えてくる。毛が細くなり始める 見た目の変化は小さい。伸びるスピードが少し遅くなる
4〜6回 密度が減り、部分的にまばらになる 髭剃りの時間が短くなる。剃刀負けが減る人も
8〜10回 全体が薄くなり、濃い部分だけが残る 青髭が目立ちにくくなる。剃る頻度が減る
15回以上 まばらに残った毛を狙い撃ちする段階 ほぼ剃らなくてよい状態を目指せる

注意したいのが、回数が進むほど1回あたりの変化を感じにくくなる点です。全体の毛が減ると、その日に成長期を迎えている毛の絶対数も減るので、照射しても「あまり抜けなかった」という感覚になります。効果が止まったわけではなく、残っている母数が小さくなっているだけ、というケースが多いです。髭脱毛がなかなか終わらないと感じる理由も合わせて読むと、この停滞感の正体がわかりやすいと思います。

なお、医療脱毛で得られるのは長期的な減毛であって、一生一本も生えない保証ではありません。男性ホルモンの影響で、時間が経ってから新しい毛が生えてくることもあります。

照射したのにほとんど抜けないとき、何を疑えばいいのか

「2週間経っても抜けない」と焦る前に、確認したい要因がいくつかあります。原因によって、様子を見ればいいのか、クリニックに相談すべきかが変わります。

考えられる要因 判断の手がかり どうするか
まだ日数が経っていない 照射から1週間以内 3週間程度は様子を見る
蓄熱式の脱毛機だった メディオスターなど、痛みが穏やかなタイプ 脱落が起きにくいことがある。数か月単位で変化を見る
照射時に休止期の毛が多かった 抜けた本数が場所によって極端に違う 次回以降の照射でカバーされる
出力が抑えられていた 痛みがほとんどなかった、肌が敏感な時期だった 次回のカウンセリングで出力について相談する
サロンの光脱毛だった 医療機関ではない施設 医療レーザーより回数が必要になる前提で考える

特に見落とされやすいのが、蓄熱式の脱毛機です。毛根そのものより浅い層をターゲットにする方式なので、照射後にごっそり抜けるという体感が出にくいと説明されることがあります。抜けないから効いていない、と早合点して機種を変えたり解約したりする前に、一度スタッフに確認したほうがいいです。メディオスターで髭は抜けるのかについても別記事で触れています。

それでも数回続けて変化がまったくない場合や、痛みや赤みが強く残る場合は、自己判断で通い続けず医師に相談してください。肌質や毛質によって適した出力や機種は変わります。

抜ける本数を増やそうとして、かえって遠回りになる行動

早く抜けてほしい気持ちから、逆効果になることをやってしまう人がいます。

まず、抜けかけの毛を毛抜きで引っ張るのはやめたほうがいいです。毛根ごと抜いてしまうと、次の照射でレーザーが反応する黒い色素がなくなり、その毛穴は一回分まるごと無駄になります。抜けかけの毛は、放っておくか電気シェーバーで剃るのが無難です。

次に、間隔を詰めて通うこと。休止期の毛が成長期に入るのを待つのが通う目的なので、2週間おきに照射しても反応する毛の数は増えません。髭は1〜2か月おきが一般的なペースで、これを縮めても完了は早まらないと説明する医療機関が多いです。

そして日焼け。肌のメラニンが増えると、レーザーが毛ではなく肌に反応するリスクが上がるため、出力を下げざるを得なくなったり、施術自体を断られたりします。夏場に予定がある人は、通う時期の組み立てを先に考えておくと安心です。脱毛後の保湿も、肌トラブルで施術を飛ばさないための地味に重要な作業です。

何回で抜けるかより、自分のゴールが何回目にあるかで考える

「何回で抜けますか」という問いに単一の答えがないのは、ゴールが人によって違うからです。髭剃りをラクにしたいだけなら5〜6回で目的を果たせることもありますし、ツルツルを目指すなら15回以上を見込んでおく必要があります。この差を最初に決めないまま5回プランを契約すると、終わったときに「まだ生えてくる」と感じて後悔しやすいです。

契約前に確認しておきたいのは、プラン終了後の追加照射がいくらでできるか、その料金がコース料金と比べて現実的か、という点です。髭脱毛は途中で回数を足す前提の施術なので、追加が高いクリニックだと、いちばん効果を実感し始めた段階で足が止まります。

効果の出方や必要な回数には個人差があり、毛質・肌質・ホルモンの影響で変わります。判断に迷う部分や、肌に不安がある場合は、契約前のカウンセリングで医師に直接確認してください。

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