脱毛でくすぐったくて動いてしまうのは普通のこと。効果を落とさないための対策

脱毛 くすぐったい 対策 VIO脱毛

脱毛でくすぐったくて体が動いてしまうのは、我慢不足でも体質のせいでもありません。触覚が集まりやすい部位を、予測できないタイミングで触れられることで起こる自然な反応です。

動いても火傷につながることはまれですが、同じ場所に熱が伝わりきらず効果が落ちる「打ち漏れ」にはつながることがあります。触れられ方を少し工夫すれば、くすぐったさはかなり軽減できます。

脱毛中にくすぐったくて動いてしまうのは、体質でも我慢不足でもない

くすぐったさは、触覚や痛みに近い感覚を伝える神経が密集した皮膚を、いつ・どんな強さで触れられるか予測できない状態で刺激されたときに起こる反応です。性格が弱いとか、我慢強さが足りないといった話ではありません。

自分でくすぐっても平気なのに、他人にされるとくすぐったいのはなぜか

試すとわかりますが、自分の手で自分のわき腹や足の裏を触っても、ほとんどくすぐったさは感じません。脳が「これから自分が触る」という動きをあらかじめ把握し、そこで生じる感覚を予測してしまうため、刺激として強く受け取らなくなるからだと考えられています。

一方、他人に触れられる場合は、どのタイミングで、どのくらいの強さで触れてくるのかを脳が予測できません。この「予測できなさ」こそが、くすぐったさを強く感じさせている要因だとされています。

脱毛の照射も、いつ機械が肌に触れるかを施術中ずっと正確に把握するのは難しいので、同じ理屈でくすぐったさが出やすくなります。なお、くすぐったさを専門に感じ取る神経の受容器は皮膚に存在せず、触覚や痛覚に近い感覚が組み合わさって生じるとされており、緊張の度合いによって感じ方が変わるという指摘もあります。感じやすさには個人差があります。

くすぐったさを強く感じやすい部位は、ヒゲやすねとは別にある

脱毛でくすぐったさが出やすいのは、わきの下、内もも、脇腹、うなじといった、皮膚が薄く触覚のセンサーが集まっている部位です。ヒゲやすねのように毛が太く密集している部位とは、感じる不快感の種類が違います。

ヒゲやVIOのように毛根が深く濃い部位は、レーザーが毛のメラニン色素に強く反応して熱を生みやすいため、輪ゴムで弾かれるような「痛み」が主体になります。これに対して、わきの下や内もも、脇腹、うなじは、皮膚が薄く自律神経が集まっているぶん、軽い接触そのものに敏感で「くすぐったさ」として感じやすい部位です。

VIOのなかでも、Vラインは比較的くすぐったさに近い刺激として感じる人が多い一方、粘膜に近いIラインやOラインは痛みの要素が強くなる傾向があります。同じVIOでも、場所によって出やすい感覚が違う点は覚えておくと安心です。

動くと火傷するのではと心配になるが、実際に起こりやすいのは「打ち漏れ」

くすぐったさで多少体が動いても、それが直接の原因で火傷が起こることはあまりありません。医療脱毛での火傷は、主に出力設定や日焼け・乾燥による肌状態が原因で起こるとされており、体の動き自体が主な原因として挙げられることは基本的にないと考えてよいでしょう。

実際に起こりやすいのは、体が動いたことでレーザーの照射位置がずれ、同じ場所に十分な熱が伝わらない打ち漏れです。打ち漏れが起きた部分は毛根へのダメージが不足するため、効果が本来より弱まったり、その部分だけ毛が残ったりすることがあります。

打ち漏れを避けるために、施術者が動きやすい部位を軽く手で押さえながら照射してくれることもあります。くすぐったさが強く出そうな部位がある場合は、施術前に伝えておくと、こうした配慮をお願いしやすくなります。打ち漏れが実際に起きてしまった場合の追加照射対応は、クリニックやサロンによって条件が異なるので、契約前のカウンセリングで確認しておくと安心です。

「予測できないから、くすぐったい」を逆手に取る対策

くすぐったさの原因が予測できない刺激にあるなら、触れられるタイミングや強さをできるだけ予測できる状態に近づけることが、最も現実的な対策になります。

対策 狙い
施術前にくすぐったがりだと伝えておく 触れ方を事前に共有し、声かけや圧の調整をしてもらいやすくする
触れる直前に「いきます」と声をかけてもらう 触れられるタイミングを事前に把握し、不意打ちの刺激を減らす
最初に手のひらや機械のヘッドで軽く圧をかけてから照射してもらう 弱い接触から圧をかけることで、触覚が過敏に反応しにくくする
呼吸を止めずにゆっくり吐き続ける 体に力が入ると触覚が敏感になりやすいため、力みを抜く
締め付けの強い服や体勢を避ける 皮膚が突っ張った状態は刺激を感じやすくなるため

自分で先に触れておくと、驚きが減ることもある

着替えの前後など、施術前の数分でくすぐったさが出やすい部位に自分の手で軽く触れておくと、その後の刺激への驚きが多少和らぐ人もいます。自分で触れる刺激は脳が予測できるため、くすぐったさとして受け取りにくいという性質を利用した工夫です。効果の出方には個人差があるので、ひとつの方法として試してみる程度に考えておくとよいでしょう。

部位によって効きやすい対策は変わる(わき・内もも・VIOの場合)

くすぐったさが出やすい部位は共通していても、効果的な対策は場所によって少し変わります。

部位 くすぐったさが出やすい理由 有効な対策
わきの下 皮膚が薄く、腕の可動域が近いため反射的に動きやすい 腕を軽く上げた状態を保ち、声かけのタイミングを合わせてもらう
内もも 皮膚が薄くリンパや神経が集まっている 太もも全体の力を抜き、膝を軽く開いた姿勢を保つ
脇腹・わき腹 触覚センサーが密集し、姿勢によって皮膚が伸び縮みしやすい 呼吸を止めず、施術中はできるだけ姿勢を変えない
うなじ・首まわり 自律神経が集まり、視界に入りにくい位置のため不意打ちになりやすい 事前に触れる順番を教えてもらう
VIO(Vライン中心) 皮膚が薄く、デリケートな部位を人に見せる緊張も重なる 男性看護師の指定可否を予約前に確認しておく

VIOについては、男性専門クリニックでは基本的に男性看護師が施術を担当するところが多いですが、提携院などでは女性看護師が対応する場合もあります。気になる場合は、予約の段階で確認しておくと当日の緊張が減ります。

通い続けると慣れるのか、それとも毎回同じなのか

毛量が減ってくるとレーザーが生み出す熱刺激そのものが弱まるため、くすぐったさも軽くなっていくケースが多いです。ただし、感じ方には個人差があり、最後まで敏感なまま残る部位もあります。

回数を重ねるうちに、施術の流れや順番、担当者の触れ方のクセを覚えてくることも、くすぐったさが和らぐ理由のひとつです。次に何をされるかをある程度予測できるようになるため、初回に比べて驚きが減っていきます。

一方でVIOのように毎回体勢や照射角度が変わりやすい部位は、通い慣れてもくすぐったさが残りやすい傾向があります。慣れを期待しすぎず、そのつど対策を伝え直すつもりでいるほうが現実的です。

くすぐったさだけで脱毛をやめる必要はあるのか

くすぐったさ自体は健康上のリスクではなく、伝え方や触れられ方の工夫で軽減できる範囲のものです。そのため、くすぐったさだけを理由に脱毛そのものをやめる必要はありません。

ただし、動きが大きくて打ち漏れの指摘を繰り返し受けている場合は、出力設定や機種との相性、施術のペースについて一度スタッフに相談したほうが、時間と費用を無駄にせずに済みます。恥ずかしさやストレスの大きさで通院自体が憂うつになっている場合も、我慢を続けるより先に、男性看護師を指定できるか、個室対応があるかといった環境面を見直すほうが現実的です。

くすぐったさとは違う強い違和感やしびれ、皮膚の異常な反応が続く場合は、自己判断で様子を見ず、医師や施術者に相談してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました