脱毛が痛いと感じるのはなぜ!?痛みの理由と部位別の痛みがどのくらいかを解説

今回は、なぜ脱毛が痛いのかについて詳しく説明をしていきます!

「初めて脱毛したけど、痛くてびっくりした・・」

こんな口コミをよく目にすることってありませんか?

目にした口コミがこのように書かれていたら、「脱毛ってすごく痛いの!?」って怖くなってしまいますよね。

確かに、脱毛は無痛じゃありません。

痛みをあまり感じない人もいれば、ものすごく痛かったと感じる人もいます。

自分がどちらに当てはまるのかは体験してみないとわかりませんが、痛みの理由をしっかりと理解して対策しておけば、大幅に痛みを軽減できることもあるんです!

そこで今回は、痛みの理由や、感じ方に個人差が大きい理由を解説しながら、対策法までしっかりとご紹介します。

脱毛で痛みを感じる理由とは?

脱毛で痛みを感じる最大の理由は、皮膚に強い熱が伝わるからです。

そもそも脱毛とは、毛根部分に存在する発毛組織に、熱でダメージを加えることで、毛の成長を阻止します。

皮膚から深い場所にある毛根付近に熱を到達させるためには、ある程度の高温が必要なんですね。

ただし、クリニックや脱毛サロンで導入されている脱毛器の多くは、黒色メラニンに反応するようになっています。

通常なら、皮膚に負担をかけるような仕組みにはなっていませんが、毛根周辺で発生している熱が肌に伝わると、神経を通して「痛い!」と感じるんです。

これが、脱毛で痛みを感じる直接的な原因となります。

クリニックの医療レーザー脱毛は皮膚に熱が伝わりやすくなることも

痛みの原因となる脱毛器から照射される熱は、種類によって皮膚に熱が伝わりやすくなることもあります。

例えば、クリニックで実施されている医療レーザー脱毛器。

こちらは、脱毛サロンの光脱毛器よりも威力が強いので、毛根周辺の発毛組織を破壊できるほどの高温が照射されます。

温度が高ければ高いほど皮膚に伝わりやすくなるため、最大出力が高い医療レーザー脱毛器は、光脱毛器より痛みを感じます。

さらに、医療レーザー脱毛器よりも痛みを感じやすいのが、「針脱毛」や「美容電気脱毛」と呼ばれているニードル脱毛です。

痛みが最も強いのは「ニードル脱毛」

ニードル脱毛とは、毛穴1本づつに特殊な針を差し込み、電気を流します。

この電気が、毛を成長させるのに必要な栄養素を送る「毛乳頭」に到達すると、強いダメージが加わり、発毛できなくなるんです。

その場ですぐに脱毛効果を実感できるメリットがありますが、針を差し込んで電気を流すため、強い痛みを伴います。

特に、クリニックで行われている絶縁針を使ったニードル脱毛は、「痛すぎて耐えられない」と感じてしまう方がいるかもしれません。

脱毛器の種類によって例外もありますが、一般的な脱毛施術中の痛みは、以下の順番で強くなると覚えておくのが良いでしょう。

痛みの強さ光脱毛(最も痛くない) → 医療レーザー脱毛 → ニードル脱毛(最も痛い)

痛みの感じ方に個人差が大きいのはなぜ?

実際に脱毛を体験した人の口コミをみてもわかりますが、痛みの感じ方には個人差が大きいです。

単純に痛みを感じやすい人と、痛みを感じにくい人がいるのは確かですが、これだけ個人差が大きい理由は、以下の5つの理由が考えられます。

理由1『デリケートな部位を脱毛している』

脱毛施術中の痛みは、部位によって大きく異なることをご存知でしょうか。

脂肪が少ないデリケートな部位ほど、熱が伝わりやすくなり、「痛い」と感じるんですね。

したがって、胸・お尻・二の腕といった部位よりも、デリケートな顔やVIOラインの方が痛みを感じやすいです。

理由2『乾燥肌もしくは敏感肌になっている』

肌が乾燥していたり、敏感になっていたりすると、バリア機能が正常に働かなくなるため、外部の刺激に弱い状態となります。

ちょっとした刺激で炎症を引き起こしやすくなっている状態なので、いつもより痛みも感じやすいんですね。

体質的に乾燥肌や敏感肌の方もいますが、時期によって肌状態が悪化する場合もあります。

脱毛の施術を受ける際は、できるだけ肌状態が安定している時期を狙うと、痛みを軽減できるかもしれません。

理由3『肌が日焼けしている』

脱毛器の多くは、黒色メラニンに反応する仕組みです。

肌色には反応しないため脱毛器の影響を受けにくいのですが、日焼けして肌が黒くなった状態だと、レーザーがメラニンに反応し脱毛施術中の痛みを感じやすくなります。

また、もともと肌の色が濃い地黒タイプの人は、色白の人と比較すると痛みを感じやすいかもしれません。

理由4『体調が悪い』

脱毛施術中の痛みは、常に一定ではありません。

同じ部位を同じように脱毛していても、体調によって痛みを敏感に察知してしまうことがあるんですね。

特に女性の場合、ホルモン状態が乱れやすい月経前後は、痛みを感じやすいといわれています。

男性であっても、寝不足や疲労が続いた状態では肌状態が不安定になり、痛みを感じやすくなる可能性があることを覚えておいてください。

理由5『毛の密度が高い』

毛の量が多い、もしくは毛1本1本が濃い人は、毛の密度が高いためレーザー脱毛が反応しやすいです。

脱毛効果を早く実感できるメリットはありますが、その分痛みを感じやすくなるデメリットがあることを理解しておきましょう。

さらに毛の密度が高い人は、薄い人と比較して照射時間が長くなるため、痛いと感じる機会が増えてしまいがちです。

脱毛中に感じる部位別の痛みの程度はどれくらい?

上記でも触れていますが、脱毛施術中の痛みは部位により異なります。

そこで、部位ごとの痛みがどれくらいなのかを以下にまとめてみました。

両脇の脱毛をした場合

わき毛は、他の部位に生えている毛と比較すると、濃くて太いのが特徴的です。

痛みを伴いやすい箇所となるため、輪ゴムで軽く弾かれたようなピリッとした痛みを感じることがあります。

腕・脚の脱毛をした場合

腕や足は、毛の密度や肌の色によって痛みの感じ方が異なりますが、皮膚が薄い骨に近い箇所は痛みを感じやすいです。

こちらも輪ゴムを軽く弾かれたようなピリッとした痛みや、瞬間的な熱さを感じることがあります。

VIOラインを脱毛した場合

VIOラインは、皮膚がデリケートな上に濃くてしっかりとした毛が生えています。

他の部位と比較しても衝撃を感じやすいため、遠くから思いっきり輪ゴムを弾かれたような強い痛みを感じることがあります。

ヒゲを脱毛した場合

ヒゲ脱毛の痛みは、施術する範囲によって異なりますが、痛みを感じやすいのは、皮膚が薄い鼻下や口周りのヒゲです。

毛抜きでヒゲを抜いた時と、同じような痛みを感じる方がいるでしょう。

また、フェイスラインに沿ってヒゲ脱毛していると、骨から近い箇所を施術していくことになるため、痛みが強くなりがちです。

脱毛で痛いと感じたときの対策法!

脱毛の施術中に痛みを感じてしまったときの対処法は、以下の2つがあります。

スタッフに相談する

脱毛の施術を担当しているスタッフに、「とても痛く感じる」と相談してみてください。

痛みを感じやすい部位を施術前に冷やしてくれたり、脱毛器の照射レベルを調節し、痛みを緩和してくれたりすることもあるんですね。

ただし、照射レベルが弱くなると脱毛効果は低くなってしまうため、通う回数や期間が増えてしまうこともあります。

その点は、しっかりと理解しておいてくださいね。

麻酔をしてもらう(医療脱毛のみ)

クリニックで脱毛した場合、痛みが感じやすい箇所に麻酔を使うことができます。

1回につき、2,000~3,000円ほどの料金になります。

医療機関ではない「脱毛サロン」では麻酔が不可となりますが、クリニックによっては数種類の麻酔を用意しているため、痛みの緩和として活用することが可能です。

まとめ

今回は、脱毛が痛いと感じる理由や対策法についてご紹介しました。

✓この記事のポイント

1⃣肌状態を良好にする
2⃣日焼けを予防する
3⃣体調を整える

この3つを心がけるだけでも、脱毛施術中の痛みを軽減することができます。

また、痛みに弱いと自覚している方は、脱毛時の痛みを大幅に軽減した脱毛方法を選択するのもおすすめです。

クリニックの医療レーザー脱毛の中には、毛根周辺ではなく皮膚の浅い場所にある「バルジ領域」を狙って脱毛していく、最新型脱毛器も登場しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね!