【脱毛トラブル】髭脱毛でやけどしたらシミになる?元に戻るまでの目安期間とリスクを最小限に抑える3つの対処法をご紹介!
「厄介な青ヒゲがなくなる」「髭剃り不要な快適な日々を送れる」
こんな未来の自分に胸を膨らませながら、髭脱毛の施術に挑む人は少なくありません。
しかし、いざ髭脱毛を体験してみると、思いもよらなかった肌トラブルに遭遇し、「髭脱毛を失敗したのでは!?」と不安になる方もいるでしょう。
そこで今回は、髭脱毛でよくあるトラブルの1つ「火傷(やけど)」についてご紹介します。
髭脱毛に火傷リスクがある理由や、火傷したらシミになってしまうのかをわかりやすく解説しているので、対処法と併せて参考にしてみてくださいね!
髭脱毛にはなぜ火傷のリスクがある?
クリニックの医療レーザー脱毛にしても、サロンの光脱毛にしても、髭脱毛で火傷を発症するリスクはゼロじゃありません。
どんな人でも、髭脱毛の施術がきっかけで火傷を引き起こしてしまうことがあるんですよ。
なぜなら、黒色のメラニン色素に反応させて、肌の奥深くにある毛根付近の発毛組織を、熱で破壊していくからです。
しっかりとレーザーや光を到達させるためには、それなりの強い出力が必要となるんですよ。
ただし、黒色に反応するメカニズムを採用することにより、肌色の皮膚組織にダイレクトなダメージを与える心配はありません。
日焼けした黒い肌に対し、このような脱毛方法を採用すれば話は別ですが、通常なら発毛組織のみを狙いうちします。
したがって、髭脱毛の施術でそこまで火傷リスクを恐れる必要はありませんが、敏感肌だったり、その日の体調が悪かったりすると、発毛組織を狙った熱が周囲の皮膚にダメージを与えて火傷を引き起こすことがあります。
髭脱毛で火傷したらどんな状態になる?
髭脱毛の施術で火傷した場合には、次のような肌状態を引き起こす可能性が高いです。
- 赤み
- 腫れ
- 水ぶくれ
火傷の初期段階では、皮膚に熱がこもって赤くなります。
その後、炎症が現れると腫れや水ぶくれを引き起こし、強い痛みを伴う場合があります。
ヒリヒリとした軽い痛みであればすぐに治ることもありますが、ジンジンとした痛みは長引く可能性が高いため、早めに病院を受診した方が良いでしょう。
髭脱毛で火傷したらシミになるの?
髭脱毛に限らず、火傷がきっかけでシミとなるケースは少なくありません。
なぜなら、皮膚に強い衝撃が加わることにより、「炎症後色素沈着」を引き起こしてしまうからです。
炎症後色素沈着とは
炎症後色素沈着とは、通常の日焼けによって発生するシミとは種類が異なります。
皮膚に加わった衝撃から守るための防衛反応が働き、メラノサイトが刺激され、黒色のメラニンを生成してしまうんですね。
このときに生成された黒色メラニンの量が多ければ多いほど、色素沈着を引き起こしやすくなり、シミとして定着します。
また、火傷などが引き起こされている肌が弱った状態で紫外線に当たってしまうと、より高い確率で色素沈着を引き起こすため、十分な注意が必要です。
ちなみに、火傷によって引き起こされた色素沈着(シミ)は、肌の再生能力によって徐々に外へと排出されます。
およそ3ヶ月程度で気にならなくなる人も多いため、半永久的にシミとして皮膚表面に残る可能性は低いでしょう。
髭脱毛で火傷したら元に戻るまでどのくらい時間がかかる?
髭脱毛の施術で火傷してしまったら、次回の施術を受けるまでに肌状態を回復させなければいけません。
したがって、どのくらいの期間で元に戻るのか気になる人が多いでしょう。
火傷の状態や肌質によっても、元の状態までに戻る期間には違いがありますが、肌のターンオーバー周期が短ければ短いほど、皮膚の状態は元に戻りやすいといわれています。
肌のターンオーバーとは
20代 | 約28日間 |
30代 | 約40日間 |
40代 | 約55日間 |
肌のターンオーバーとは、古い皮膚から新しい肌に生まれ変わる再生能力を指します。
一般的には、28日周期で肌再生が行われるといわれますが、年代によって周期が大きく異なってくるんですね。
「歳をとると傷が治りにくい」なんて言われていますが、これはまさしく肌のターンオーバー周期が、年齢を重ねる毎に長くなってしまうからなんです。
つまり、髭脱毛によって火傷を引き起こした場合には、若い人の方が治りが早いんですね。
火傷の状態にもよりますが、20代ならおよそ1ヵ月程度で元の状態に戻るかもしれません。
髭脱毛で火傷した場合の3つの対処法!
髭脱毛で火傷したら、次の3つの対処法を実践してみてください。
氷やアイスパックで冷やす
一般的によくいわれる方法ですが、火傷してしまったら冷やすのが一番です。
なぜ火傷は冷やすのが1番効果的なのかというと、皮膚の温度が上昇すれば上昇するほど、火傷は深くなります。
そのため、しっかりと冷やして熱を下げることにより、火傷の進行を抑えられるんですね。
ちなみに冷やす際には、
- 氷と水をビニール袋に入れて使用する
- アイスパック(保冷剤)を使用する
このいずれかの方法が効果的です。
ヒリヒリとした痛みが緩和されるくらいまで、じっくりと冷やし続けてあげるのが良いでしょう。
病院で薬を処方してもらう
火傷によって腫れや水ぶくれが発生してしまった際には、病院で薬を処方してもらってください。
特に、水ぶくれが破けた状態を放置してしまうと、火傷部分が露出して表面が乾燥してしまい、ますます重症化する可能性があるんですね。
病院を受診すれば、傷を保護する軟骨が処方されるため、今以上に悪化する可能性を低くできます。
なお、脱毛サロンやエステサロンで髭脱毛に挑戦中の方は皮膚科を受診する必要がありますが、クリニックの医療レーザー脱毛で髭脱毛中なら、脱毛しているクリニックに相談しましょう。
医師の診察や、薬代が無料になることがあります。
まずは電話で相談し、クリニックの判断を仰いでくださいね。
規則正しい生活習慣で肌再生能力を高める
火傷を少しでも早く改善するためには、上記でもご紹介した肌のターンオーバー周期を、少しでも早める努力をしてください。
次のような、生活習慣を心がけると効果的です!
- ビタミン豊富な生野菜を多く摂取する
- 早寝・早起きを心がける
- 飲酒や喫煙を控える
野菜や果物に含まれるビタミンは、加熱調理によって損なわれがちです。
食事から十分なビタミン量を得るためには、できるかぎりサラダ等で生野菜を摂取した方が良いですね。
また、ビタミンCは水に溶けやすい水溶性なので、ブロッコリー等を食べる際には、茹でるより蒸してあげるのがおすすめです。
続いて早寝・早起きですが、こちらは質の高い睡眠につながります。
睡眠の質がよければ、就寝中に分泌される成長ホルモンが積極的に分泌されるため、肌の再生能力が高まるんですよ。
最後に、日常的に飲酒や喫煙を好む人は、肌修復作用の高いビタミンが損なわれがちなので、できる限り控えた方が良いですね。
ヒゲ脱毛でのヤケドやシミのまとめ
今回は、髭脱毛の施術で火傷する理由やシミを作るメカニズムについてご紹介しました。
なお、髭脱毛で火傷リスクを少しでも軽減するためには、
- 脱毛中は日焼け対策を万全にする
- 体調の悪い日は施術を避ける
この2つが有効です。
日焼けによって肌が小麦色に変化すると、脱毛器による火傷リスクを高めますし、肌が乾燥状態に陥り、外的刺激に弱い状態を作り出します。
日焼け止めクリームを使用したり、マスクを有効活用したりしながら、紫外線を予防するように心がけましょう。
また、体調が悪い日は肌状態も弱っているため、火傷をはじめとするリスクが高まります。
事情を説明して、別日に予約を取り直すのが良いですね。
髭脱毛中の方はもちろん、今から髭脱毛に挑戦しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!