【疑問】髭脱毛の黒ずみが解消する説と悪化する説はどちらが真実?噂の真相を徹底検証!
幅広い年代の男性から注目を集めている髭脱毛ですが、脱毛することによって、黒ずみが解消するなんて噂があることをご存知でしょうか。
暗い印象をもたらす黒ずみが、髭と共に消えてなくなったら嬉しいですね!
しかしこの噂、実は真逆の説もあります。
その真逆の説とは、髭脱毛によって黒ずみが悪化するといったものです。
こちらが本当なら、髭脱毛に対するイメージが大きく変わってしまいませんか?
そこで今回は、髭脱毛の黒ずみが解消する説と悪化する説は、どちらが真実なのかについて、徹底検証しました。
噂の真相が気になっている方は、必見です!
「黒ずみ」の正体とは?
まず、髭脱毛によって解消または悪化すると噂されている「黒ずみ」とは、いったいなんなのでしょうか。
黒ずみの正体を、一言でわかりやすく説明すると「色素沈着」です。
何らかの原因によって、体内でメラニン色素が過剰生成されると、肌の再生能力であるターンオーバーによって排出することができなくなり、色素沈着を引き起こします。
すると、髭剃りをした後なのに口の周り全体が黒ずんで見えるんですね。
膝や肘といった部分の黒ずみなら隠すこともできますが、顔に黒ずみが発生するとメイクをしない男性は隠すのが難しいです。
では、この厄介な黒ずみはなぜ発生するのでしょうか。
そもそも「黒ずみ」はなぜ発生する?
髭が生えている口周りを中心に、黒ずみが発生してしまう理由は、主に以下の3つです。
肌への摩擦・刺激
男性は女性とは違い、髭剃りを行う習慣があります。
この髭剃りの際に利用するカミソリが、肌への刺激を引き起こし、防衛本能としてメラノサイトから「メラニン色素を生成せよ!」といった指令を出してしまうんです。
すると、いつもより過剰なメラニン色素が生成され、肌再生能力によって消費しきれなかった分が色素沈着を引き起こします。
これが、黒ずみを発生させる大きな原因となるんですね。
また、男性は汗をかいた際にタオルで顔をゴシゴシと拭くことがありますね。
このような何気ない動作も、皮膚に摩擦を引き起こしてしまい、メラニン色素を過剰生成させる原因になります。
紫外線の影響
春から夏にかけては、1年の中で最も紫外線が強い時期です。
女性は日焼けをすることを避ける傾向があるため、念入りにUVケアを行いますが、男性はあまり気にしないですね。
「日焼けした小麦色の肌の方が格好いい」
このように考える人も、多いのではないでしょうか。
しかしこれが、残念ながら黒ずみを発生させる原因になるんです。
人間の肌は紫外線を浴びると、肌細胞にきたす影響を避けるためにメラノサイトが活発に行動します。
その結果、やはりメラニン色素が過剰生成されてしまい、色素沈着を引き起こすんですね。
普段から髭を生やしている人であれば、毛によって紫外線をある程度防止できますが、こまめに髭剃りを行う人は、紫外線の影響をダイレクトに受けやすいです。
なお、紫外線によって引き起こされた色素沈着は、肌のターンオーバー周期によって少しずつ解消されていきます。
しかし、ターンオーバー周期に乱れが生じてしまったり、排出しきれないほどの色素沈着を引き起こしたりすると、長期にわたって黒ずみを残してしまう可能性もあるでしょう。
肌荒れ後の色素沈着
ニキビやアトピー性皮膚炎といった肌荒れも、長引くことにより、色素沈着を引き起こす大きな原因となります。
普段からニキビの再発を繰り返していたり、肌が痒いからとかきむしったりすると、黒ずみを発生させる確率がさらに高まるんですね。
肌荒れは少しでも早く解消し、繰り返さないことが大切です。
髭脱毛で黒ずみは解消する説は本当?
結論からお話しすると、髭脱毛で黒ずみが解消する説は本当です。
脱毛したことをきっかけに、長年悩んでいた黒ずみを解消できた人は、かなり多いんです!
ではなぜ、髭脱毛は黒ずみにも良い効果をもたらすのでしょうか。
脱毛が黒ずみに効果的な理由
髭脱毛が黒ずみに効果的な理由は、主に以下の2つが挙げられます。
自己処理の回数が減る
黒ずみを発生させる原因について上記でご紹介しましたが、そのなかに「摩擦・刺激」がありましたよね。
毎朝のシェービングによってカミソリで皮膚に刺激を与えていると、これが原因で黒ずみを発生させます。
しかし、髭脱毛の施術でシェービングの回数が大幅に減少すると、以下のようなメカニズムで、刺激を与える機会が自然と減少するんです。
- 脱毛する →髭剃りの回数が減る → 肌に刺激が起きない → 黒ずみが発生しない
今現在気になっている黒ずみも、肌のターンオーバーによって徐々に改善されていくため、新たな黒ずみを作らないことにより、見た目が綺麗になります!
光やレーザーの影響で肌再生力が向上する
一般的な脱毛器から照射される光やレーザーには、黒色のメラニン色素に反応させるといった特性があります。
この特性を活用することにより、メラニン色素が原因で発生している黒ずみに対し、分解効果を促すことができるんです。
なお、クリニック脱毛で取り扱っている医療レーザー脱毛器には、「アレキサンドライトレーザー」と呼ばれる種類があります。
こちらは、黒ずみやアザを治療するための治療としても使われているので、黒ずみにうれしい変化を期待できると好評なんですね。
ただし、脱毛用に開発されているアレキサンドライトレーザーは、脱毛に効果的な波長に設定されています。
黒ずみ改善効果はあくまで脱毛のおまけ(副効果)であると認識しておいてください!
髭脱毛で黒ずみが悪化する説は本当?
続いて気になるのが、髭脱毛で黒ずみが悪化する説です。
こちらに関しては、半分本当で半分嘘と答えるのが正解かもしれません。
なぜなら、「髭脱毛 = 黒ずみが悪化する」というわけではなく、「髭脱毛 = 黒ずみが悪化する可能性もある」が正解だからです。
脱毛の施術では、光やレーザーから照射される熱を使って発毛組織にダメージを与えます。
この熱が、何らかの原因で肌に火傷のような状態を引き起こしてしまうと、傷が色素沈着を引き起こし、黒ずみに発展することがあるんですね。
ちなみに、確率の高い事例ではありませんが、国民生活センターに寄せられた苦情のなかには、次のようなケースがありました。
「ネットで見つけた美容外科クリニックでひざ下のレーザー脱毛を契約。皮膚科と書かれてい たため、エステサロンより信用できると思った。
4回受けたが脱毛の効果がほとんど感じられなかったため、最後の施術の時に効果がないと伝えたところ、レーザー機器の出力を上げたよ うで、帰宅後から肌がひりひりし、2、3日したらやけどのように腫れた。
クリニックに連絡したところ、しばらく様子を見るようにとの事だったが、色素沈着が残ってしまった」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170511_1.pdf
こちらは髭脱毛の施術ではなく、女性が受けたボディ脱毛の施術です。
照射出力の高い医療レーザー脱毛では、肌状態や照射レベルによって、このような状態を引き起こしてしまう可能性があります。
綺麗な仕上がりと黒ずみ解消を実現したいなら信頼できるサロン・クリニックで髭脱毛しよう!
髭脱毛で、理想通りの仕上がりと副効果の黒ずみ解消を狙うのであれば、信頼できるサロンやクリニックで施術を行いましょう。
カウンセリングに、しっかりと時間をかけていたり、コミュニケーションを大切にしていたりするサロンやクリニックであれば、施術当日の体調変化や肌状態に気を配ってもらえます。
リスクを少しでも減らし、快適な脱毛の施術を受けたいのであれば、細やかな気配りに力を入れているサロンやクリニックを選ぶようにしてください!