もみあげ脱毛はどこまでやる?「照射できる範囲」と「残していい範囲」は別の話

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もみあげ脱毛の範囲は、一般的には髪の生え際の少し手前から、耳たぶの下あたりまでです。ただ、実際にどこまで当ててもらえるかは自分の希望だけでは決まりません。髪との境目は機械の都合で照射できない部分がありますし、契約したプランの部位の区切り方によっては「もみあげだけ」を選べないこともあります。

そのうえで「自分はどこまで無くしたいのか」を決める、という三段階なんですね。ここを分けずに考えると、施術当日に「そこまでしか当ててくれないの?」となりがちです。

どこからが「もみあげ」で、どこからが「髪」なのか

もみあげとして扱われるのは耳の穴を縦に下ろした線あたりから前、長さは耳たぶ付近までというのがよくある目安です。ただしこれは絶対的な定義ではなく、クリニックやサロンが自分たちの部位表で決めている線です。

そもそも、もみあげは髪とヒゲをつなぐ場所にあります。上に行けば髪、下や前に行けばほほのヒゲ。境界がはっきりしている人もいれば、こめかみから頬までうっすら毛が続いていて自分でもどこまでがもみあげか分からない、という人もいますよね。毛の生え方に個人差が大きいので、「一般的な範囲図」と自分の顔が一致しないことは普通にあります。

髪の生え際ギリギリまでは、そもそも当ててもらえません

これは知らないと当日びっくりします。レーザーや光は毛の黒い色に反応する仕組みなので、髪の生え際に近づけて照射すると、髪のほうにも反応してしまうんですね。もみあげの毛だけを狙って髪の毛を避ける、という器用なことはできません。

そのため多くの施設では、髪の生え際から少し離した位置で照射を止めます。何センチ空けるかは施設や照射する人の判断によって差があるので、「生え際何センチまで当てられますか」はカウンセリングで直接聞いておく価値があります。ここを詰めずに契約すると、「生え際までスッキリさせたかったのに、上のほうが残った」という結果になります。

ほほとの境目は、自分ではなくプランが決めていることが多い

もう一方の境目、つまりもみあげと頬ヒゲの間も、実は自分で線を引いているわけではありません。多くのクリニックは「ほほ・もみあげ」というくくりで一つの部位にしています。逆に言えば、ほほを契約していないのにもみあげの下のほうまで広く当ててもらう、というのは難しいわけです。

「もみあげだけ脱毛したい」が通らないクリニックがあります

もみあげ脱毛を調べていて最初につまずくのがここです。もみあげは単独の部位として売られていないことが多く、ヒゲ脱毛の基本プランにも入っていないケースが目立ちます。よくある区切り方を整理すると、次のようになります。

部位の区切り方 よくある扱い 注意しておきたいこと
ほほとセットで1部位 医療クリニックに多いパターン。メンズリゼは「ほほ・もみあげ」で一つの部位として扱っています もみあげだけを安く契約することはできず、ほほ込みの料金になります
ヒゲ基本プランの追加部位 ゴリラクリニックのヒゲ3部位(鼻下・アゴ・アゴ下)にもみあげは含まれず、追加契約になります 広告に出ている安い金額はもみあげを含まない前提。総額が変わります
顔全体セットに含む サロン系に多い区切り方 単品を積み上げるよりセットのほうが安くなることがあります
単部位で契約できる 単部位契約に対応している施設もあります 1回あたりの単価は割高になりやすいです

料金体系やプランの区切りは改定されることがあるので、契約前に必ず公式サイトかカウンセリングで確認してください。とくに「もみあげはどの部位に含まれますか」という質問は、金額を聞くより先にしたほうがいい質問です。

どこまで無くすかは、だいたいこの3パターンに分かれます

照射できる範囲が分かったら、次は「その範囲のうち、どこまで無くすか」です。ここは好みの話なので正解はありませんが、実際に選ばれているのは大きく3つです。

やり方 仕上がりのイメージ 向きやすい人 リスク
全部なくす 耳の前がツルッとして、髪ともみあげの境目がはっきり分かれる ツーブロックや短髪で、耳まわりを常にスッキリ見せたい人 後から生やせないので、髪型を変えたときに調整できません
下側だけなくして短くする 耳の中心あたりから下が無くなり、もみあげの長さが揃う もみあげ自体は残したいけれど、下に伸びすぎるのが気になる人 どこで切るかを間違えると、不自然に短い印象になります
全体を薄くする 形は残したまま、毛量と濃さだけ落ちる うねる、広がる、剃り跡が青く見えるのが悩みの人 回数を重ねるほど薄くなるので、途中でやめる判断が必要です

3つ目の「薄くする」は意外と知られていませんが、照射回数を途中で止めれば毛量だけ減らせます。ただし何回でどのくらい薄くなるかは毛質によって違うので、狙った濃さでピタリと止めるのは簡単ではありません。迷っているなら、まずは薄くする方向から始めて、足りなければ追加するという進め方が現実的です。

全部なくすと、思っていたより「顔が広く」見えることがあります

もみあげは、顔と髪の境界に影をつくっているパーツでもあります。全部なくすと耳の前から頬まで肌がひと続きになるので、想像より輪郭がのっぺり見える人もいるんですね。もちろん清潔感が出て良かったという人も多いので一概には言えませんが、鏡の前で耳の前を手で隠して、その状態が好みかどうかを一度見ておくと判断しやすくなります。

髪型を変えたときに困るのは、たいてい「短くしすぎた」人です

もみあげ脱毛でいちばん取り返しがつかないのが、この後悔です。医療レーザーで反応した毛は基本的に元通りには戻りません。つまり、脱毛の範囲決めは、今の髪型ではなく数年先の髪型まで見て決める必要があるということです。

短く刈り上げているうちは、もみあげが無いほうがきれいに見えます。ところが数年後に髪を伸ばしたり、マッシュや七三のように耳まわりに髪がかかるスタイルにしたとき、もみあげが完全に無いと横のつながりが途切れて見えることがあります。逆に長さを残しておけば、いつでも自分で剃れます。残す方向は後から変えられて、無くす方向は変えられないという非対称があるわけです。

この「戻せる失敗と戻せない失敗」の区別は、ヒゲ脱毛全体にも当てはまる話なので、髭脱毛の失敗は2種類ある。取り返せる失敗と、取り返せない失敗の見分け方もあわせて読んでおくと、範囲を決めるときの基準がはっきりします。

痛みと回数は、顔のほかの部位とどう違うのか

もみあげは皮膚の下にすぐ骨があるので、痛みが響きやすい部位です。範囲が狭いので照射時間そのものは短く、10分もかからないことがほとんどですが、その短い間の痛みは鼻下やアゴと同じくらい、と感じる人が多いところです。

項目 もみあげの目安 補足
1回の照射時間 数分から10分程度 範囲が狭いため短時間で終わります
痛みの出方 骨に響くような鋭い痛み 毛量が減るにつれ軽くなっていくことが多いです
変化を感じ始める回数 おおむね5回前後から 毛質や毛量によって差があります
ほぼ気にならなくなる回数 10回以上かかることも珍しくありません 産毛に近い毛はレーザーが反応しにくく、回数が伸びやすい部分です
麻酔 笑気麻酔やクリーム麻酔を使える施設が多い 多くは別料金なので、総額に含めて考えます

回数はあくまで目安で、必要な回数には個人差があります。もみあげは太い毛と産毛が混ざっている人が多く、太い毛は早く減る一方で細い毛が残りやすいんですね。「5回で終わるつもりが、産毛が残って追加した」という流れになりやすいので、追加照射の料金がいくらかを契約前に確認しておくと安心です。

範囲をズラさないために、カウンセリングと当日にやっておくこと

もみあげ脱毛は範囲が狭いぶん、数ミリのズレが仕上がりに直結します。言葉だけで伝えると必ずと言っていいほど認識が食い違うので、視覚的に共有しておくのが確実です。

まず、希望の仕上がりが分かる写真を持っていくこと。自分の顔でなくてもかまいません。次に、施術前に白いペンなどで照射ラインを引いてもらい、鏡で確認してから始めてもらうこと。これは多くの施設が対応してくれます。そして、その線を写真に撮らせてもらえるなら撮っておくと、2回目以降に同じ範囲で当ててもらいやすくなります。

もう一つ、前日の自己処理にも注意が必要です。自分で剃った範囲がそのまま照射範囲になってしまうことがあるので、残したい部分まで剃らないようにしてください。逆に、脱毛したい部分を剃り残すと出力を落とされたり照射を避けられたりすることがあります。

1回目から限界まで攻めないほうがいい理由

初回は、希望より少し狭めの範囲で当ててもらうのがおすすめです。もみあげを減らした顔を自分で見るのは、その1回目が初めてになりますよね。そこで「もう少し残したい」と思ったら、次回から範囲を広げずに済みます。広げるのはいつでもできますが、当てすぎた分は戻せません。

なお、照射後しばらくは毛が抜けきらず、かえって濃く見える時期があります。これはどろぼうひげと同じ現象で、失敗ではありません。この期間の見た目で範囲の判断をしないようにしてください。

もみあげをどこまで脱毛するか、決める順番

整理すると、判断は上から順に落としていくのが早いです。

順番 決めること 判断のしかた
1 もみあげが契約プランのどこに入るか ほほとセットか、追加部位か、単部位で買えるかを確認します
2 髪の生え際側をどこで止めるか 技術的な制約があるため、施設に上限を聞きます
3 全部なくすか、短くするか、薄くするか 数年先の髪型まで想定して決めます
4 初回にどこまで当てるか 希望より少し狭めから始めて、様子を見て広げます

もみあげ脱毛は、範囲が狭いわりに顔の印象を左右する部位です。そして「無くす」方向にだけ後戻りができません。迷っている段階なら、全部なくすのではなく短くする、あるいは薄くするところから始めるのが無難な選択になります。肌の状態や毛質によって適した進め方は変わりますし、赤みや毛嚢炎などが出やすい体質の場合もあるので、不安があるときは自己判断せず、カウンセリングで医師や施術者に相談したうえで決めてください。

もみあげは「ほほ・もみあげ」で一つの部位として扱われることが多く、単部位での契約可否や範囲の考え方はクリニックによって差があります。契約前に照射範囲図を見せてもらい、自分の希望と合っているかを確認しておきましょう。

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