髭脱毛の毛嚢炎は何日で治る?ブツブツが消える日数と、赤みが消える日数は別

髭脱毛 毛嚢炎 何日で治る ひげ脱毛の基礎知識

髭脱毛のあとにできた毛嚢炎そのものは、多くの場合数日から1週間ほどで自然に落ち着いていきます。皮膚科で原因に合った薬をもらえば、そこからさらに数日で改善に向かうことも珍しくありません。

ただし「もう10日経つのに治らない」と感じている人の多くは、ブツブツが引いたあとに残る赤みや色素沈着のほうを数えています。こちらは数週間から数か月かかることもある別の現象です。この2つを分けて数えないと、あと何日待てばいいのかがいつまでも分かりません。

毛嚢炎そのものが引く日数と、赤みが消える日数は別で数える

毛嚢炎の「治った」には、実は3つの段階があります。焦っている人ほど、この3つを1本の日数で見てしまっています。

何が変わるか 日数の目安 補足
白い膿や赤い盛り上がりが引く 数日〜1週間程度 触らずに清潔にしていれば自然に落ち着くことが多い段階です
処方薬を使った場合の改善 3〜4日で変化が出ることも 原因菌に合った薬を使えた場合の目安で、効き方には個人差があります
ぷっくり感が消えたあとの赤み 1〜数週間 炎症の名残なので、ここは薬でも一気には消えません
茶色く残った色素沈着 数か月かかることもある 潰したり触り続けた場合ほど長引きやすい傾向があります
次の照射を受けられるまで 赤み・腫れが落ち着くまで3〜7日が一つの目安 最終判断はクリニック側が肌を見て行います

つまり「何日で治りますか」と聞かれたときの正直な答えは、膨らみは1週間以内、見た目が完全に元通りになるのはもっと先ということになります。ここを最初に知っておくと、5日目に赤みが残っていても慌てずに済みます。

髭脱毛の毛嚢炎は、施術の何日後に出て、何日目に山を越えるのか

出るタイミングはだいたい決まっていて、施術の翌日から3日後あたりに現れることが多いとされています。当日の夜に何もなかったからといって安心しきれないのは、このためです。回数でいうと初回から3回目あたりに出やすく、ヒゲ・VIO・背中のように毛が太い部位ほど起こりやすい傾向があります。毛が太いとレーザーの熱が強く出やすく、毛穴まわりのダメージが大きくなるからですね。

タイミング 肌に起きていること このときの行動
施術当日 照射の熱による赤み。毛嚢炎はまだ出ていないことが多い 冷やす、こすらない、保湿
1〜3日目 白い点や赤いブツブツが出てくる時期 触らない。潰さない
3〜5日目 膿の頭が乾いてきて、盛り上がりが平らになってくる 洗顔は泡でやさしく、そのあと保湿
5〜7日目 ブツブツは引き、赤みだけが残る段階 ここで「治っていない」と判断しないことが大事です
7日目以降も膨らみが続く 悪化しているか、別の症状の可能性 皮膚科で見てもらう

感覚としては、3日目がいちばん見た目のピークで、そこから毎日少しずつ地味に引いていきます。鏡を朝晩チェックすると変化が分からずに不安になるので、写真を撮って2日おきに比べるほうが判断しやすいですよ。

1週間たっても消えないなら、毛嚢炎じゃないものを見ている可能性があります

1週間を過ぎても膨らみが変わらないとき、まず疑いたいのは「これは本当に毛嚢炎なのか」です。ヒゲまわりには、見た目がほぼ同じで治り方がまったく違うものがいくつも混ざっています。

正体 見た目の特徴 日数の感覚
毛嚢炎(細菌性) 毛穴が中心。中心に白い膿点、まわりが赤い 数日〜1週間で引くことが多い
ニキビ 白ニキビや黒ずみから始まり、皮脂の多い場所に集まる 毛嚢炎より波があり、繰り返しやすい
マラセチア毛包炎(真菌が関わるもの) 同じ大きさの粒が広い範囲に均一に並ぶ 細菌用の薬では改善しにくく、長引きやすい
埋没毛による炎症 毛が皮膚の下で透けて見える。中心に膿がない 毛が出てくるまで居座る
おでき(癤)に近い状態 1か所が硬く大きくなり、押すと強く痛む 自然には引きにくく、受診が必要になることがあります

特に厄介なのがマラセチア毛包炎で、細菌をやっつける薬がそもそも効きません。それどころか、常在菌のバランスが崩れて悪化することもあると指摘されています。ニキビ用の市販薬を塗り続けても変わらない、という状態が一番危ないパターンなんです。見た目だけで自己判断するのは、皮膚科の先生でも難しいと言われる領域ですから、1週間を目安に切り替えたほうが結果的に早く済みます。

髭剃りが原因でできるブツブツとの見分けについては、髭剃りが原因のニキビとその対策のほうでも触れています。

治る日数を自分で延ばしてしまう行動が、だいたい決まっています

毛嚢炎が長引くケースを見ていくと、体質よりも「やってしまったこと」が原因になっていることのほうが多いです。しかも一つひとつは、悪気なくやってしまうものばかりなんですよね。

やりがちなこと 肌に起きること
白い膿を潰して出す 皮膚が傷つき、炎症後の色素沈着や瘢痕が残りやすくなります
気になって何度も指で触る 手の菌が入り込み、新しい毛嚢炎が増える方向に働きます
ニキビ用の市販薬を塗り続ける 原因が違えば効かず、その分だけ日数が丸ごと無駄になります
洗顔の回数を増やして清潔にしようとする 必要な皮脂まで落ち、バリア機能が下がって治りが遅くなります
患部をよけながらカミソリで逆剃りする 皮膚表面に細かい傷ができ、感染の入り口が増えます
汗をかいたまま放置する 菌が増えやすい環境が続きます

やることは地味で、やさしく洗う、乾かさない、触らないの3つだけです。乾燥を防ぐためのワセリンの使い方は、髭脱毛のあとのワセリンの正しい使い方で詳しく書いています。厚塗りは逆効果になることもあるので、そこだけ注意してください。

皮膚科に行くと、日数はどのくらい変わるのか

正直に言うと、軽い毛嚢炎なら受診してもしなくても最終的な日数は大きく変わらないことがあります。何もしなくても1週間程度で引いていくものだからです。それでも受診する価値があるのは、日数を短縮するためというより「これは何なのか」をはっきりさせるためだと考えたほうが納得しやすいと思います。

受診したほうがいい状態

状態 理由
1週間たっても膨らみが変わらない 別の疾患か、悪化している可能性があります
1か所だけ硬く大きくなり、押すと強く痛む より深い炎症に進んでいることがあります
熱っぽさやしこりを感じる 放置すると処置が大がかりになる場合があります
鼻の下や口まわりに強い腫れが出た この部位は重症化しやすいとされ、早めの相談が安心です
広い範囲に同じ粒が一気に出た 細菌以外が関わっている可能性があります
次の照射予約が近い 受けられるかどうかの判断材料になります

脱毛を受けたクリニックに肌トラブル対応が含まれているなら、まずそちらに連絡するのが早いです。診察料や薬代が無料になっているところもありますし、次回の照射をどうするかまで一度に決められます。皮膚科の一般的な治療は保険診療で受けられます。

毛嚢炎が出ている間、髭剃りと次の照射をどうするか

ここが実際にいちばん困るところですよね。仕事があると髭を伸ばしっぱなしにはできませんし、予約も先まで埋まっています。

髭剃りは「避ける」より「道具を変える」

患部の上を刃が通るのは避けたいので、可能なら数日は電気シェーバーに切り替えるのが無難です。カミソリを使うなら、頬からアゴ下へ向かう順剃りにとどめて、逆剃りはやめておきましょう。逆剃りは皮膚を傷つけやすく、そこから菌が入る流れができてしまいます。剃ったあとの保湿もセットです。

次の照射は「引いてから」が結局は早い

赤みや膿がある場所にレーザーを当てると、熱の刺激が加わって炎症が強くなることがあります。当日は問題なさそうに見えても、あとから広がるケースもあると言われています。目安としては赤みと腫れが落ち着くまで3〜7日ほど照射を控えるのが安心な線です。1回ずらすと数週間先になるのは痛いですが、悪化させて数か月ペースを乱すよりは軽い損失で済みます。多くのクリニックでは施術前に肌の状態を確認して、その部位だけ避けて照射する対応も取っています。予約前に連絡して相談してみてください。

跡が残るかどうかを分けるのは、日数ではなく治し方のほうです

3日で引いた人でも跡が残ることはありますし、10日かかっても何も残らない人がいます。分かれ目になっているのは日数ではなく、途中で皮膚を傷つけたかどうかです。膿を無理に押し出すと、その刺激でメラニンが増え、炎症後色素沈着として茶色く残ることがあります。繰り返し同じ場所に毛嚢炎ができている場合は、瘢痕として残る可能性も出てきます。

逆に言えば、触らずに治せば茶色い跡は時間とともに薄くなっていくことがほとんどです。ここで焦って美白系のケアに走る人もいますが、ヒゲまわりの黒ずみは色素沈着なのか青髭なのかで対処がまったく違います。この区別については髭まわりの色素沈着とビタミンCの話にまとめてあります。

なお、毛嚢炎ができやすい体質かどうかには個人差があり、乾燥しやすい肌質や皮脂が多い肌質では起こりやすい傾向があります。肌の状態に不安があるときは、自己判断で対処を続けず医師に相談してください。

今出ている毛嚢炎があと何日かを、自分で見当をつける順番

最後に、鏡の前でどう判断すればいいかを整理しておきます。

確認する順番 見るポイント そこから分かること
1 施術から何日目か 3日目前後ならピーク。これから引く時期です
2 2日前と比べて小さくなっているか 変化があるなら、あと数日で落ち着く見込みです
3 残っているのは膨らみか、平らな赤みか 平らな赤みなら毛嚢炎は治りかけで、あとは時間の問題です
4 触ったり潰したりしたか していれば、そのぶん日数は伸びると考えておく
5 1週間たって変化がないか この時点で待つのをやめて、皮膚科へ切り替える

数え方をここまで分けてしまえば、待つべきなのか動くべきなのかが自分で決められます。ほとんどの場合は触らずに1週間待てば済む話で、それでも変わらなかったときだけ専門家の出番だと考えておけば十分です。次の照射前に不安が残るなら、予約日より前にクリニックへ連絡して肌の状態を伝えておくと、当日の判断がスムーズになりますよ。毛嚢炎ができる原因そのものを減らしたい人は、髭脱毛のあとに毛嚢炎になる原因と予防法もあわせて読んでみてください。

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