髭脱毛の当日、洗顔はしていい?やっていい洗い方とやめたほうがいい洗い方

髭脱毛 施術後 洗顔 ひげ脱毛の基礎知識

髭脱毛の施術後、洗顔そのものは基本的にしてかまいません。ただし条件が3つあります。クリニックで軟膏を塗ってもらったなら、その日はすぐに洗い流さないこと。洗うときはぬるま湯で、泡だけを転がすように短時間で終わらせること。そして洗ったあとは、放置せずすぐ保湿すること。

逆に、スクラブやピーリング、洗顔ブラシ、熱いシャワーを顔に直当てするといった行為は、赤みや毛嚢炎につながることがあるので数日は避けたほうが安全です。ここを外さなければ、洗顔で失敗することはほとんどありません。

「洗顔していいのか」で迷う人が、本当に不安なのはどこか

多くの人が気にしているのは、洗顔で脱毛効果が落ちるのではないか、という点です。結論から言うと、洗顔で脱毛効果が下がることはありません。レーザーや光はすでに毛根の組織に作用し終わっているので、顔の表面を洗ったからといって、その作用が取り消されるわけではないんです。

実際に問題になるのは、効果ではなく肌のほうです。施術直後の顔は、熱ダメージを受けてバリア機能が一時的に落ちている状態にあります。普段なら平気な摩擦や洗浄力が、この日だけはやたらと沁みる。「ヒリヒリするけど洗っていいのか」という不安の正体は、たいていここです。

もうひとつ、意外と多いのが逆方向の心配です。洗わないほうがいいと聞いて、まる1日以上顔を洗わずに過ごしてしまうパターンですね。脱毛後の毛穴はダメージを受けていて、そこに皮脂や汗、雑菌がたまると毛嚢炎(毛穴の炎症で、ニキビのような赤いブツブツになるもの)につながることがあります。清潔にすること自体は、脱毛後の肌にとってはむしろプラスなんです。洗うか洗わないかではなく、どう洗うかが分かれ目だと考えてください。

クリニックで塗ってもらった軟膏を、帰宅して速攻で洗い流していませんか

施術直後に医師や看護師から軟膏を塗ってもらった場合、その日の洗顔は塗布から時間を空けてからにしてください。これが一番もったいない失敗です。

クリニックによっては、照射後に炎症を抑える目的の外用薬を塗って帰します。ところが顔がテカっている感じが気持ち悪くて、家に着いた瞬間に洗い流してしまう人が少なくないようです。これでは赤みを抑えるために塗ったものが、数十分で消えてしまいます。

軟膏を塗られた日は、その上からそのまま保湿するか、あるいは何もせず寝てしまうほうが理にかなっています。どうしても外の汚れが気になるなら、翌朝にぬるま湯で流せば十分です。ただし薬の種類や指示はクリニックごとに違いますので、渡された注意事項の紙に「当日の洗顔可」と書いてあるならそちらが優先です。判断に迷ったら、その場で「今日、顔は洗っていいですか」と一言聞いておくのが確実ですね。

脱毛後にトラブルを起こす人は、洗顔そのものより「ついでの行動」でやられている

洗顔でトラブルになるケースの多くは、洗顔料が悪いのではなく、洗顔と一緒にやっている行為が原因です。

たとえば、洗顔をお風呂で済ませる人は多いですよね。このとき熱いシャワーを顔に直接当てたり、長めに湯船に浸かったりすると、血行が上がって赤みやほてりが強く出ることがあります。施術当日は湯船を避けてシャワーだけにする、というのはこのためです。サウナや激しい運動、飲酒が当日NGとされているのも理屈は同じで、体温と血流を上げる行為が炎症を目立たせるからなんです。

もうひとつ多いのが、タオルの使い方です。洗ったあとにゴシゴシ拭くと、それだけで摩擦になります。清潔なタオルを顔に押し当てて水分を吸わせる、という拭き方に変えるだけでヒリつきの出方が変わります。ついでに言うと、枕カバーも施術後は清潔なものにしておくと安心です。顔が数時間触れ続ける布ですから、ここが汚れていると洗顔の努力が半減します。

お湯の温度と、顔に触れている時間を変えるだけでかなり違う

施術後の洗顔で意識するのは、温度、時間、圧の3つだけです。この3つを下げれば、洗顔料を買い替えなくてもだいたい何とかなります。

ぬるま湯の目安は「少しぬるいと感じるくらい」

体感で32度前後、少しぬるく感じるくらいが目安です。熱いお湯は皮脂を必要以上に落とすので、施術後の乾燥した肌には負担になります。かといって冷水で洗うと泡や皮脂が落ちきらないため、ぬるめが落としどころですね。

顔に泡が乗っている時間は短くする

丁寧に洗おうとして、泡を長く顔に乗せたままにする人がいますが、これは逆効果です。泡を転がして20秒ほど、すすぎも含めて1分以内で終える意識でいいと思います。洗浄成分が肌に触れている時間が短いほど、刺激は減ります。

指は肌に触れない、泡だけを動かす

脱毛後の顔で一番避けたいのが摩擦です。しっかり泡立てて、指の腹ではなく泡が肌に触れている状態をつくってください。泡立てが面倒なら、この時期だけ泡で出るタイプのものに切り替えてしまうのも手です。

施術後、何日目に何を再開していいのかを整理しておく

洗顔は当日から、シェービングは肌の状態を見て翌日以降、刺激の強いケアは数日空ける、というのが大まかな流れになります。以下は一般的な目安で、赤みの出方には個人差がありますので、症状が残っているうちは日数が来ても再開を遅らせてください。

タイミング してもいいこと 避けたほうがいいこと
施術当日 ぬるま湯とやさしい洗顔、低刺激の保湿、シャワー 軟膏をすぐ洗い流す、湯船、サウナ、飲酒、激しい運動、シェービング
翌日 通常の洗顔、赤みが引いていれば電気シェーバーで軽く整える カミソリでの深剃り、スクラブ、ピーリング
2〜3日目 赤みが落ち着いていれば普段どおりのスキンケア 角質ケア系のアイテム全般、洗顔ブラシ
1週間前後 肌に問題がなければ通常のケアに完全復帰 毛穴に残った毛を無理に抜く、こすり出す

日焼け対策だけは、この表と関係なく続けてください。施術後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態で、色素沈着のリスクにも関わります。日焼け止めを塗るのが苦手なら、当面は帽子でもかまいません。

どろぼうひげの時期に、洗顔で毛をこすり落とそうとしてはいけない

施術後しばらくすると、焼けた毛が毛穴に残って髭が濃く見える時期が来ます。この毛は洗顔でこすっても落ちませんし、無理にこすれば肌のほうが傷みます。

照射でダメージを受けた毛は、その場で消えるのではなく、2週間前後かけて少しずつ押し出されて抜け落ちていきます。この間、洗顔中に毛がポロポロ取れることがありますが、それは自然に抜ける準備ができた毛です。取れる毛は勝手に取れるので、取れない毛を追いかける必要はありません。

やりがちなのが、この時期に洗顔ブラシやスクラブを持ち出すことです。角質ごと削れば毛も出てくるだろう、という発想はわかりますが、バリア機能が落ちている肌に対しては刺激が強すぎます。この時期をどう乗り切るかについては、髭脱毛後のどろぼうひげはいつまで続くのかと、どろぼうひげになったときのアフターケアのほうで詳しく書いていますので、目立ち方が気になる方はそちらもどうぞ。

洗顔料を変えるべき人と、変えなくていい人がいる

普段の洗顔料で問題なく過ごせているなら、脱毛のために買い替える必要はありません。変えたほうがいいのは、施術後に沁みる感じや突っ張りが出た人です。

普段使っているもの 施術後の扱い 理由
低刺激の洗顔フォーム そのままでいい 洗浄力が穏やかで、施術後の肌でも負担が少ない
スクラブ入り、ゴマージュ 数日は使わない 粒子や酵素が物理的・化学的に角質を削る
ピーリング系、AHA配合 赤みが引くまで休む バリア機能が落ちた肌には刺激が強い
メントール入りの清涼タイプ 沁みるなら中止 清涼感成分がヒリつきを増幅することがある
洗浄力の強い脂性肌向け 当日だけ休むのが無難 皮脂を落としすぎて乾燥を招きやすい

新しく買う場合は、無香料でアルコールの入っていない敏感肌向けのものを選んでおくと外しにくいです。ただし、脱毛期間中に初めて使うアイテムを増やすと、肌荒れが起きたときに原因の切り分けができなくなります。施術の直前直後に新製品デビューをするのは、あまりおすすめしません。

赤みやブツブツが出ているとき、洗っていいのか迷ったら

軽い赤みなら洗ってかまいませんが、痛みを伴う症状が出ている場合は自己判断でケアを続けず、施術を受けたクリニックに連絡してください。判断の目安を整理しておきます。

肌の状態 洗顔の扱い 次の行動
軽い赤み、少しほてる ぬるま湯でやさしく洗う 保湿して様子を見る。数日で落ち着くことが多い
乾燥して突っ張る 洗顔料を使うのは1日1回に減らす 朝はぬるま湯だけにして、保湿を厚めにする
ニキビのようなブツブツ 清潔にはするが、絶対に潰さない 毛嚢炎の可能性がある。塗り薬の処方についてクリニックへ相談
ヒリヒリした痛みが続く、腫れている 刺激を与えず、洗顔は最小限に 市販薬で対処せず、施術先の医師に連絡する
水ぶくれ、皮がめくれている 触らない やけどの反応の可能性がある。すぐ受診する

医療脱毛のクリニックであれば、こうした肌トラブルへの診察や薬の処方が料金に含まれていることが多く、遠慮なく連絡していい部分です。無料かどうかはクリニックによって違うので、契約時に確認しておくと後が楽になります。契約前の方は、おすすめのメンズ脱毛クリニック比較でアフターケアの扱いもあわせて見ておくといいと思います。

洗ったあと何分で保湿するかで、翌朝の肌が変わる

脱毛後の洗顔でもっとも差が出るのは、実は洗ったあとの数分です。洗顔直後の肌は水分が蒸発しやすく、放置するほど乾燥が進みます。

タオルで水分を押さえたら、そのまま化粧水に進んでください。目安としては数分以内です。パシャパシャと勢いよくつけるのではなく、手のひらに取って顔を包み込むように押さえると、摩擦を増やさずに済みます。化粧水だけだと水分が逃げていくので、乳液かクリームで蓋をするところまでがセットです。

ただし、施術当日に油分の多い重いクリームを厚塗りするのは、毛穴が開いた状態では避けたほうが無難という考え方もあります。当日はさっぱりしたローションやジェルで様子を見て、翌日以降に普段の保湿へ戻す、という進め方が現実的でしょう。このあたりは肌質によって合うものが変わりますので、脂性肌の方と乾燥肌の方で同じ答えにはなりません。

ちなみに、丁寧に保湿した肌は次の施術にも効いてきます。乾燥した肌は照射時の痛みを感じやすく、肌状態によっては出力を上げられないこともあります。洗顔と保湿は、脱毛を終わらせるまでの期間そのものに関わってくるわけです。何回くらい通うことになるのかについては、髭脱毛の回数と経過の記事にまとめてあります。

施術後の洗顔で迷ったら、この順番で確認すれば大丈夫

ここまでの内容は、実際に洗面台の前に立ったときには次の順番で思い出せば足ります。

まず、今日クリニックで軟膏を塗ってもらったかどうか。塗ってもらったなら、その日は洗い流さずそのまま過ごすほうが理にかなっています。次に、洗うならぬるま湯で、泡だけを転がして1分以内。そして拭くときは押さえるだけにして、数分以内に保湿まで終わらせる。スクラブとピーリングと洗顔ブラシは、赤みが完全に引くまで棚に戻しておく。この4つだけです。

そのうえで、痛みを伴う症状や膿を持ったブツブツが出たときは、自宅でのケアを工夫するより先に施術を受けたクリニックへ連絡してください。肌の反応には個人差があり、同じ出力でもトラブルが出る人と出ない人がいます。判断に迷う症状は、医師に見てもらうのが結局いちばん早く片づきます。

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