髭脱毛の打ち漏れの見分け方|「抜けてない毛」が打ち漏れなのか毛周期なのかを判断する方法

髭脱毛 打ち漏れ 見分け方 ひげ脱毛の基礎知識

髭脱毛のあとに残っている毛が打ち漏れかどうかは、「残り方の形」で見分けます。まっすぐな一列や四角い塊で一か所にまとまって残っているなら打ち漏れの可能性が高く、顔全体にバラバラと散って残っているなら毛周期による正常な残り毛です。

判断できるのは照射から2〜3週間たってから。それまでに毛を抜いたり剃ったりすると見分けられなくなります。線や塊で残っているようなら、クリニックの再照射の期限内に連絡しましょう。

2週間たっても残っている毛が、全部「打ち漏れ」とは限らない

残っている毛の多くは、打ち漏れではなく、そもそも今回のレーザーに反応しなかった毛です。ここを勘違いしたまま「照射漏れじゃないか」とクリニックに詰め寄ってしまう人が、実はかなりいます。

髭脱毛のレーザーが効くのは、成長期の毛だけです。成長期の毛は全体の2割ほどしかなく、残りの退行期・休止期の毛にはレーザーがほとんど反応しません。つまり1回の照射で抜け落ちるのは全体の一部だけで、あとの毛は最初から抜ける予定がなかった、ということなんですね。

だから照射から2週間たって「まだこんなに毛が残っている」と感じても、それ自体は失敗でも打ち漏れでもありません。特に1〜3回目くらいまでは残る毛のほうが多いので、量だけで判断すると誤解します。何回目でどのくらい抜けるのかは髭脱毛は何回で抜ける?のほうで整理しているので、あわせて読んでみてください。

打ち漏れは「線」や「塊」で残る。毛周期の残り毛は「バラバラ」に残る

見分けの決め手は、量ではなく残っている毛の散らばり方です。打ち漏れと毛周期の残り毛は、残り方の形がはっきり違います。

打ち漏れは、レーザーの照射口の形に沿って残ります。四角い塊でまとまっていたり、まっすぐ一列そろって残っていたり、一か所だけ集中して抜けていない、という残り方です。レーザーが物理的にそこを飛ばしてしまっているので、抜けている場所と抜けていない場所の境目がくっきり分かれます。

一方、毛周期による残り毛は、顔全体にまばらに散らばります。「ここだけ」ではなく、あちこちにポツポツと均等に残っているのが特徴です。周りの毛との境目もはっきりしません。

見るポイント 打ち漏れの可能性が高い 毛周期の正常な残り毛
残り方の形 一列・四角い塊・一か所に集中 顔全体にバラバラと散らばる
抜けた場所との境目 くっきり分かれている 境目がなく自然に混ざる
場所の偏り 特定の狭い範囲だけ濃く残る 特定の場所に偏らない
次の照射までの変化 再照射しないと残り続ける 毛が生え変わり、少しずつ減る

ちなみに、剃っても剃っても黒く残って見える「どろぼうひげ」は、これとはまた別物です。抜けかけた毛が毛穴の中で膨張して埋まっている状態で、打ち漏れとは正体が違います。区別がつかないときはどろぼうひげの正体も見ておくと安心です。

蓄熱式(メディオスターなど)だと打ち漏れは見分けにくい

使った機械が蓄熱式か熱破壊式かで、打ち漏れの見分けやすさは大きく変わります。ここを知らないと、正常なのに「抜けてないから打ち漏れだ」と早合点しやすいんです。

熱破壊式のレーザー(アレキサンドライトやヤグなど)は、反応した毛を一発で強く焼くので、2〜3週間後に毛がスルッと抜け落ちます。抜けた場所と残った場所の差がはっきり出るため、打ち漏れがあれば見つけやすいタイプです。

これに対して蓄熱式(メディオスターなどの機種)は、弱い熱をじわじわ与えていく方式で、毛がドラマチックに抜け落ちるわけではありません。生えるスピードが遅くなるだけなので、「抜けていない=打ち漏れ」という基準では判断できないんですね。蓄熱式のときは、毛が抜けたかどうかではなく、線や塊で残っていないか、という形のほうで見てください。

熱破壊式(アレキ・ヤグなど) 蓄熱式(メディオスターなど)
照射後の毛の抜け方 2〜3週間でスルッと抜ける 抜けずに、生えるのが遅くなる
打ち漏れの見分けやすさ 抜け残りが目立ちわかりやすい 抜けないので量では判断できない
見るべきポイント 抜けていない毛の位置と形 線・塊で残っていないかの形だけ

自分がどの機械で照射されたか分からない場合は、次回の来院時にスタッフへ確認しておくと、以降の判断がぐっとラクになります。

見分ける前に毛を抜いたり剃ったりすると、判断できなくなる

打ち漏れかどうかを見極めたいなら、その部分は抜かず・剃らずに2〜3週間そのまま観察してください。ここを自己処理してしまうと、判断材料そのものが消えます。

毛抜きで抜いてしまうと、そこに毛が残っていたのかどうか分からなくなりますし、そもそも次回のレーザーが反応しなくなるので脱毛効果まで落ちます。カミソリで剃った場合も、また生えてきた毛が「元から残っていた毛」なのか「新しく生えた毛」なのか区別がつかなくなり、打ち漏れの確認ができなくなります。

タイミングも大事です。照射直後や1週間の段階では、まだ反応した毛も抜け落ちきっていないので、誰が見ても打ち漏れかどうかは判断できません。2週間たっていないうちにクリニックへ連絡しても「もう少し様子を見てください」と言われるのが普通なので、まずは2〜3週間待つのが前提になります。ただし抜けるスピードには肌質や毛質による個人差があるので、目安として捉えてください。

打ち漏れが起きやすいのは、顎・フェイスライン・口周り

打ち漏れは顔のどこでも同じ確率で起きるわけではなく、骨の凹凸が多い場所と、毛の向きが複雑な場所で起きやすくなります。残り毛がこれらの部位に集中しているなら、打ち漏れを少し疑ってもいい状況です。

顎・フェイスライン・首は骨ばっていて、肌の表面に凹凸があります。レーザーの照射口が肌から浮きやすく、そのぶん当たり残しが出やすい場所です。口周りは毛の生えている向きがバラバラで、レーザーがうまく毛に当たらず取りこぼしやすくなります。

また、痛みや刺激で顔が動いてしまうと、その一瞬だけ照射が飛んで打ち漏れになることがあります。これは技術というより、痛みへの体の反応で起きるものです。痛みが強い部位ほど起きやすいので、事前に麻酔や出力の相談をしておくと減らせます。

線や塊で残っているなら、期限内にクリニックへ連絡したほうがいい

形を見て打ち漏れっぽいと感じたら、遠慮せずクリニックへ連絡してください。打ち漏れと確認されれば、多くのクリニックは無料で再照射に対応しています。

ただし、ここで注意したいのが期限です。再照射を受け付ける期間を「照射から○日以内」と決めているクリニックが多く、この日数はクリニックごとにかなり差があります。2週間以内のところもあれば1か月程度のところもあるので、契約時の説明や会員ページで自分の通う院のルールを確認しておきましょう。判断できるのは2〜3週間後なのに期限が短い、というクリニックもあるため、気づいたら早めに動くのが安全です。

連絡の前に、確認したい部分を抜いたり剃ったりしないことも忘れないでください。現物が残っていないと、スタッフも打ち漏れかどうかを判定できません。そして、毎回のように同じ場所で打ち漏れが起きるなら、それはたまたまではなく照射担当者の技術に理由がある可能性もあります。何度も繰り返すようなら、クリニックを変えることも選択肢に入れていいでしょう。

その残り毛は放っておいていいのか、連絡すべきなのか

判断の分かれ目はシンプルで、散らばっているなら様子見、線や塊なら連絡です。顔全体にバラバラと残っているだけなら、それは毛周期による正常な残り毛なので、次の照射を待てば少しずつ減っていきます。まっすぐ一列や四角い塊で一か所に残っているなら、打ち漏れの可能性が高いので、再照射の期限内にクリニックへ伝えてください。

蓄熱式で照射した場合は、毛が抜けたかどうかでは判断せず、残り方の形だけで見ること。そして、どうしても自分で判断がつかないときは、抜かずに残したままクリニックへ相談するのがいちばん確実です。相談自体は無料ですし、プロが実際に見れば打ち漏れかどうかはすぐ分かります。抜け方や毛の残り方には個人差があるので、不安が強いときは自己判断で放置せず、担当スタッフや医師に確認しておきましょう。

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