誤ったヒゲ処理で【色素沈着】によるシミが発生!3つの予防法と改善策を伝授

誤ったヒゲ処理を長期間続けていると、色素沈着によって「シミ」を発生させる可能性が高まることを、ご存じでしょうか。

一度シミとして定着してしまうと、自分の力で改善するのが難しくなります。

また、高額な費用を出してレーザー治療しても、再発してしまう可能性は非常に高いのです。

そこで今回は、色素沈着によるシミを発生させない予防法と、シミを薄くする改善策をご紹介します!

色素沈着とは?

色素沈着とは、外的刺激によって引き起こされた炎症がメラニン色素の活性化を促し、「表皮層」や「真皮層」に定着することで引き起こされます。

そもそもメラニン色素が活性してしまうのは、炎症に対して防衛本能が働くからです。

皮膚に強い刺激を感じると、肌を守るためのメラニン色素が過剰に生成されます。

守ってくれるだけならありがたい存在なのですが、過剰に生成されると肌再生能力によって肌の外に排出しきれず、色素が定着してしまうんですね。

定着した色素はシミとなり、肌表面に茶色くなって残ります。

炎症後色素沈着との違い

メラニン色素が色素沈着を引き起こしたものがシミですが、必ずしも生涯消えないわけではありません。

なぜなら、通常の色素沈着とは異なる「炎症後色素沈着」というものがあるからです。

炎症後色素沈着は、以下のようなきっかけにより引き起こされます。

炎症後色素沈着?虫刺され
?ニキビ
?切り傷

また、肌に強い衝撃が引き起こされた際にも発生しますが、外皮から近い表皮層に沈着するため、肌のターンオーバーによって排出される可能性が非常に高いんですね。

解消されるまでの期間には個人差がありますが、一般的に炎症色素沈着を確認してから6ヶ月程度で改善されるケースが多いでしょう。

髭処理で色素沈着を引き起こす理由

色素沈着を引き起こすきっかけは様々ですが、髭処理によって引き起こされる理由は次の5つです。

シェービングで肌に傷がつく

男性は、毎日のように髭剃りを行います。

この時に、シェービングによって肌の表面に傷がついてしまうと、メラニン色素が過剰生成され、色素沈着を引き起こすんですね。

こちらは上記でもご紹介した「炎症後色素沈着」に当てはまります。

しかし、紫外線を浴びることにより、通常の色素沈着と同じようにシミを引き起こす可能性が高まることを覚えておいてください。

カミソリの刃で必要な角質が取り除かれる

私たちの肌の表面には、外的刺激から保護するためのバリア機能が備わっています。

このバリア機能は、角層表面の皮脂膜によって形成されていますが、肌に必要な角質が取り除かれることにより、損われてしまう可能性も少なくありません。

バリア機能が低下した肌や、正常に形成されなかった肌は、外的刺激をもろに受けてしまいます。

その結果、刺激を引き起こしやすくなるため、色素沈着を発生させる可能性が高まるんですね。

特に、カミソリで髭剃りした後に「肌が乾燥する」と感じる方は要注意です。

カミソリの刃に雑菌が付着している

カミソリの刃は、想像している以上に雑菌が繁殖しやすいことをご存知でしょうか。

しっかりと洗浄しないと、菌がどんどん増えてしまい、髭剃りするたびに肌へ付着してしまうんですね。

万が一髭剃りによって肌に傷がついた場合、その傷口から雑菌が侵入し、強い炎症を引き起こします。

すると、メラニン色素が過剰に生成され、色素沈着を引き起こしやすくなるんですね。

カミソリを使用した後に洗浄する習慣がない方や、刃を交換せずに長い期間使い続けてしまう方は注意が必要です。

髭剃りでニキビができやすくなる

男性は、女性と比較しても皮脂分泌が活発です。

皮脂を餌とするアクネ菌が増殖しやすいため、ニキビを作りやすい傾向があるんですね。

ニキビは、毛穴の奥に菌が繁殖して炎症を引き起こしますが、通常であれば肌の再生能力によって時間とともに改善されます。

しかし、ヒゲ付近にニキビが発生した場合、毎日の髭剃りによってニキビによる肌の炎症を長引かせてしまい、色素沈着を引き起こす結果に。

ニキビが顔にできやすい体質の人は、髭剃りによって悪化させている可能性があることを覚えておきましょう

毛抜きで強い炎症を引き起こす

どんなにカミソリを使って深剃りしても、青ひげが解消されないことがあります。

そこで、毛抜きを使ってヒゲを取り除こうとするケースもあるんですよ。

一見グッドアイデアのような気もしますが、毛抜きを使ってヒゲを抜くと、良いことは1つもありません。

埋没毛を引き起こすきっかけとなりますし、なにより皮膚に強い刺激が引き起こされます。

その刺激によって炎症後色素沈着を引き起こすため、シミとして定着する可能性も出てきます。

色素沈着を防ぐ3つの予防法と解決策

誤ったヒゲ処理による色素沈着を、予防したり解決したりするためには、次の3つが効果的です。

規則正しい生活習慣を取り入れる

色素沈着がシミとして発生した場合、真皮層の深い部分に定着していなければ、肌再生能力によって改善することが可能です。

ただし、肌再生能力であるターンオーバーは、不規則な生活を送っていると、周期が乱れてしまいます。

そこで重要となるのが、早寝早起きを心がけた規則正しい生活習慣です。

夜の22時から明け方2時にかけては、成長ホルモンが活発に分泌されます。

この時間帯に質の高い眠りを心がけることで、肌再生能力も高めることにつながるんですね。

また、外食がちな偏った食生活を送っている方は、バランスの良い食事を心がけることで、ターンオーバーをサポートする「ビタミン」や「ミネラル」を摂取できます。

電気シェーバーを使う

深剃りしやすいT字のカミソリを好む方もいますが、これだと必要以上に肌に大きな負担をかけてしまいます。

一方、電気シェーバーであれば、肌に直接カミソリの刃が触れる心配がありません。

したがって、色素沈着を引き起こす機会をぐんと減らすことができるでしょう。

ヒゲ脱毛する

色素沈着の予防・改善の両方に役立つのが、ヒゲ脱毛です。

サロンやクリニックで実施されているヒゲ脱毛なら、肌の表面に負担をかけることなく、ヒゲを薄くしたり、細くしたりすることが可能です。

また、脱毛によってヒゲが気にならなくなれば、誤ったヒゲ処理を行う機会も減りますよね!

さらに、ヒゲ脱毛に使用される光やレーザーの中には、色素沈着を引き起こしたシミに対して改善効果を期待できるものがあります。

色素沈着の原因を作り出す髭剃りから解放され、なおかつ気になるシミも薄くできれば、まさに一石二鳥です。

なお、「ヒゲ脱毛 = 痛みが強い」と考える人も少なくありませんが、最近では進化した脱毛方法が続々と登場しているため、昔と比較して強い痛みを感じにくくなりました。

クリニックでの医療レーザー脱毛も、脱毛器の進化と麻酔の導入によって大幅に痛みを軽減できます。

まとめ

今回は、間違いだらけの髭剃りによって色素沈着を引き起こしてしまう理由や、解決策についてご紹介しました。

炎症後色素沈着にしても、通常の色素沈着にしても、シミとして定着してしまうと、簡単に改善できるものではありません。

ヒゲ脱毛をはじめとする予防法と解決策で、できる限り色素沈着を引き起こさない環境を作りましょう。