レーザーでヒゲ脱毛の後に筋トレや運動はいつからいいの?怖いリスクはないのかをわかりやすく解説
日頃から筋トレをしている方が脱毛をする場合、ヒゲ脱毛と筋トレの関係を知っておく必要があります。
不適切なタイミングで筋トレをしてしまうと、汗や炎症で様々な肌トラブルを引き起こす危険性があるからです。
こちらでは脱毛後の筋トレの危険性や脱毛後の筋トレで肌の炎症が起こる理由についてまとめています。
脱毛後の筋トレは翌日、もしくは炎症が治まってから!
脱毛後の筋トレは翌日以降から行って構いません。
ただし、脱毛の炎症が治まっている場合のみです。
脱毛翌日も施術による赤みや腫れが残っていたり痒みが残っていたりするようであれば、炎症が治まるのを待つのが無難です。
あくまでも炎症が治まっているかどうかを基準にして、筋トレをして良いかどうかを判断しましょう。
万が一、長期間炎症が続くようであれば、病院で診てもらうようにしましょう。
脱毛後の筋トレは危険?!知っておくべき5つのリスク
脱毛後に筋トレをすることは、以下のような5つのリスクが伴います。
・肌が痒くなる
・肌が腫れる
・毛嚢炎になる
・治りが遅くなる
こちらではそれぞれについて詳しく説明します。
【リスク1】炎症で赤くなる
脱毛後に筋トレをすることで最も多く挙げられる炎症は、皮膚の赤みです。
脱毛直後は何の炎症も見られなかった肌が、筋トレ中や筋トレ直後に急に赤くなることがあります。
人によっては光やレーザーの照射によって脱毛力後から赤みを帯びていることもありますが、そのような方は筋トレをすることでさらに赤みが酷くなる場合があります。
赤みの出方は広範囲で赤くなっていたり毛穴だけ赤くなったりと様々です。
安静にしていれば自然に治まることもありますが、火傷に繋がる恐れもあるのでなかなか赤みが引かない場合は病院で診てもらいましょう。
【リスク2】肌が痒くなる
筋トレで肌に赤みを帯びると痒みも同時に発生することが多くあります。
掻きたくなってしまうほどの強い痒みに襲われることもありますが、絶対に掻いてはいけません。
掻いてしまうと別な肌トラブルを引き起こす危険性があるからです。
うっかり筋トレをしてしまって痒みが出てきた場合は水で濡らして固く絞った清潔なタオルを肌に当てたりタオルに包んだアイスノンを当てたりして熱を逃がすようにしましょう。
【リスク3】肌が腫れる
脱毛箇所が広範囲に腫れたり、毛穴の周りが赤く腫れる症状が見られることもあります。
通常は安静にしたり腫れている部分を冷却したりすることで症状が治まりますが、なかなか治らない場合は軟膏を塗ったり病院で診てもらう必要があります。
治らないまま放置しておくと更に腫れが酷くなって膿をもってしまうことがあるので非常に危険です。
そこまで酷くなると発熱することもあります。
【リスク4】毛嚢炎になる
レーザーでダメージを受けた肌から、細菌に感染してニキビのようになる毛嚢炎になるリスクもあります。
軽度の毛嚢炎であれば放っておいても自然治癒しますが、酷い毛嚢炎はどんどん数が増えていったり大きくなったりするので注意が必要です。
自然治癒できないほど悪化した場合は、軟膏を塗ったり病院で見てもらう必要があります。
最悪の場合は切開手術をする必要もあるので、自然治癒できないくらいに悪化した場合は早めに病院に足を運びましょう。
【リスク5】治りが遅くなる
脱毛後は光やレーザーの照射によって毛穴の内側が軽度の火傷を負っている状態です。
早く治すためには毛穴にこもっている熱を逃がしてあげる必要がありますが、筋トレをすると熱が逃げにくくなり、治りが遅くなってしまいます。
その結果、長期間に渡り肌が熱を帯びていたり赤みが続いたりしてしまいます。
酷い場合はさらに熱がこもって悪化してしまう危険性があるので注意が必要です。
脱毛後の筋トレで肌の炎症が起こる3つの理由
脱毛後に筋トレをすることで炎症が起こる背景には、以下のような3つの理由が挙げられます。
・毛穴が開いているから
・肌のバリア機能が低下しているから
こちらではそれぞれについて詳しく説明します。
【理由1】血行が良くなるから
赤みや痒みが出たり腫れてしまったりする大きな原因は、筋トレによる血行促進です。
血行が良くなると肌温度が高くなり、光やレーザーの照射によってダメージを受けた肌の熱を逃がすことができなくなってしまいます。
その結果、肌の熱はこもりつづけることになり、赤みや痒み、腫れの症状へと繋がってしまいます。
筋トレ以外でも血行が良くなってしまう入浴やサウナ、飲酒は禁止されているので注意が必要です。
【理由2】毛穴が開いているから
脱毛直後は毛穴が開いてしまっている状態のため、毛嚢炎になるリスクが高くなります。
毛穴が開いていると細菌が入り込みやすくなってしまうからです。
筋トレをすると汗をかいてしまいますが、汗にはたくさんの細菌が含まれています。
脱毛直後の毛穴が開いた肌に汗が触れてしまうと、汗に含まれる細菌に感染して毛穴内部が化膿してしまう恐れがあるので注意が必要です。
どうしても汗をかいてしまうという場合は清潔なタオルでこまめに汗を拭き取るようにしましょう。
【理由3】肌のバリア機能が低下しているから
光やレーザーの照射によって肌のバリア機能が低下してしまうことも炎症が起きてしまう理由の一つです。
肌のバリア機能が低下すると、普段から皮膚に存在しているブドウ球菌という常在菌にも負けてしまうくらいに肌が弱ってしまいます。
そのため、普段は問題ないのに筋トレで汗をかくだけでも毛嚢炎になってしまう恐れがあります。
筋トレ以外でも細菌が多い入浴やプールも避けるのが無難です。
汗をかいたり細菌に触れるようなことがあれば必ずぬるま湯で優しく洗い流すようにしてください。
脱毛後の筋トレに関するまとめ
こちらでは脱毛後、炎症が治まる前に筋トレをすることで、以下のような肌トラブルを引き起こすリスクがあるとご説明しました。
・炎症で赤くなる
・肌が痒くなる
・肌が腫れる
・毛嚢炎になる
・治りが遅くなる
毛嚢炎は場合によっては手術が必要になるほどの危険があるので注意が必要です。
脱毛後は早くて翌日から筋トレが可能と言われていますが、あくまでも炎症が治まってからの話です。
筋トレをしていいかどうかは炎症が治まっているかどうかを基準に考え、翌日になっても炎症が治まっていない場合は炎症が治まるまで待つようにしましょう。