髭脱毛後のBBクリームはいつから使っていい?日数より「肌の状態」で決まります

髭脱毛後 BBクリーム 使っていい ひげ脱毛の基礎知識

髭脱毛後にBBクリームを塗っていいかどうかは「照射から何日たったか」ではなく、いま自分の肌に赤み・ヒリつき・白いポツポツが残っているかで判断します。赤みが引いて普段どおりの触り心地に戻っていれば、翌日から薄く塗る分には大きな問題になりにくいです。ただし本当に気をつけたいのは塗るときより落とすときで、クレンジングの摩擦と洗い残しのほうが肌を傷めます。

髭脱毛に通っている人がBBクリームを手放せない理由は、だいたい同じですよね。青髭を消したくて脱毛を始めたのに、通っている最中は照射後に毛が浮いてきて、かえって口まわりが黒く見える期間がある。仕事で人と会うのに、そのタイミングだけすっぴんで過ごせと言われても困る。この記事では「塗るな」でも「大丈夫です」でもなく、どういう肌の日なら塗っていいのかを、判断できる形で整理していきます。

髭脱毛のあとにBBクリームを塗っていいかは、経過日数では決まりません

「翌日からOK」「24時間空けてください」といった案内をよく見かけますが、これはあくまで平均的な回復の目安です。同じクリニックで同じ日に照射を受けても、出力設定と毛の密度、もともとの肌質で赤みが引く速さは変わります。日数を基準にすると、まだ赤い人が塗ってしまい、とっくに落ち着いている人が無駄に我慢することになります。

実際に見るのは、次の4つのサインです。鏡と、洗顔後に指の腹で軽く触った感触で確認できます。

いまの肌の状態 BBクリームの扱い 理由
赤みが残っている、ヒリヒリする、熱っぽい 塗らない 炎症が続いている状態で、油分と顔料でふたをすると悪化しやすいです
赤みは引いたが、乾燥してザラつく 保湿を先にして、必要な時間だけ薄く バリア機能が戻りきっていないので、塗る時間を短くします
白いポツポツや赤い吹き出物がある その部分は避ける 毛嚢炎の可能性があり、ふさぐと治りが遅くなります
見た目も触り心地も普段どおり 普段どおりで問題になりにくい 肌のダメージという意味では通常時と条件が変わりません

感じ方には個人差がありますし、痛みや赤みの残り方は照射した部位(鼻下・あご・あご下)によっても違います。あご下は皮膚が薄く、鼻下は毛が密集しているので、同じ日でも部位ごとに判断が分かれることは珍しくありません。判断に迷ったときは、施術を受けたクリニックの指示が最優先です。

「顔脱毛なら当日からメイクOK」を、ヒゲにそのまま当てはめないでください

ネットで「顔脱毛 メイク いつから」と調べると、当日から可能と書いてあるページと、24時間は何も塗らないでと書いてあるページの両方が出てきます。どちらも間違いではなく、想定している脱毛部位が違うだけなんです。

前者の多くは、女性の顔脱毛、つまり産毛への照射を前提にしています。レーザーは毛の黒い色素に反応して熱を発生させる仕組みなので、細くて色の薄い産毛に当てたときと、太くて黒い髭に当てたときとでは、毛穴の周囲に発生する熱の量がそもそも違います。加えて、髭は顔の中でも毛の密度が高く、そのぶん狭い範囲に熱が集中します。だから同じ「顔の脱毛」でも、髭は赤みが長引きやすいわけです。

ヒゲ脱毛後の肌トラブルの起こり方については、髭脱毛の5つのリスクのほうで詳しく整理しているので、赤みや腫れが出たときの目安を知っておきたい方はそちらもどうぞ。

一番隠したい時期と、一番塗らないほうがいい時期が重なります

髭脱毛でBBクリームの相談が増えるのは、照射直後よりも照射から1〜2週間の「どろぼうひげ」の時期です。レーザーで熱を受けた毛はすぐに消えるわけではなく、いったん皮膚に残ったまま、数日から2週間ほどかけて押し出されるように抜けていきます。この期間は毛が浮いて口まわりが黒くまだらに見えるので、脱毛前より青髭が目立つように感じる人もいます。

厄介なのは、この時期の肌がまだ乾燥しやすく、毛穴の入り口も不安定だという点です。隠したい気持ちが最大になるタイミングと、塗りものを避けたいタイミングが、きれいに重なってしまうんですね。

しかも、浮いた毛が引っかかって表面に凹凸ができているので、BBクリームを塗っても平らに仕上がりません。カバーしきれずに厚塗りへ向かい、毛穴が詰まって別のトラブルを呼ぶ、というのがこの時期にありがちな流れです。どろぼうひげの期間中の過ごし方はどろぼうひげのアフターケアとどろぼうひげはいつまで続くのかで扱っているので、時期そのものを短くしたい人はそちらを先に読んでおくと判断しやすくなります。

塗るときより、落とすときのほうが肌を傷めています

髭脱毛中にBBクリームで肌が荒れた人の多くは、クリームの成分ではなく、落とす工程でつまずいています。塗るのは一瞬ですが、落とすときは必ず顔に触れて、こすることになるからです。

洗顔料だけで落とそうとすると、毛穴に残ります

BBクリームは油分と顔料でできているので、普通の洗顔フォームでは落としきれません。メンズコスメを使い始めたばかりの人ほど、洗顔だけで済ませてしまいがちです。落としきれなかった分は毛穴の中に残り、脱毛でダメージを受けている毛穴にとっては、そのまま炎症の材料になります。クレンジングを使うことを前提に、BBを塗るかどうかを決めてください。

ゴシゴシ落とすくらいなら、その日は塗らないほうがいいです

一方で、しっかり落とそうとして強くこするのも避けたいところです。脱毛後の肌は角質が乱れていて摩擦に弱く、こすった刺激がそのまま色素沈着の引き金になることがあります。クレンジング剤を多めに取って、指を滑らせるだけで浮かせる。ぬるま湯で流す。この2つを守れないほど朝晩が慌ただしいなら、その週はBBを休むほうが結果的に早く落ち着きます。

照射後の保湿の基本については脱毛後の保湿ケアのほうでまとめています。クレンジングを増やすなら、保湿もセットで増やす前提で考えてください。

白いポツポツが出ているときにBBでふさぐと、治りが遅くなります

脱毛後に口まわりへ出てくる白い小さなブツブツは、ニキビではなく毛嚢炎であることが多いです。熱で弱った毛穴に細菌が入って起きる炎症で、見た目が気になるからといって上からBBクリームでふさぐと、通気も乾燥も妨げられ、悪化する方向に働きます。

数が多い、痛みがある、なかなか引かないという場合は、隠す前にクリニックか皮膚科で相談してください。ほとんどのクリニックは施術後の肌トラブルに対応する体制を持っています。判断の目安は髭脱毛後の白ニキビで詳しく書いています。

BBクリームのSPFを、脱毛後の紫外線対策の代わりにしていいのか

これは条件つきで「代わりにはしないほうがいい」と考えています。脱毛後の肌は紫外線に敏感になっていて、炎症後色素沈着を防ぐ意味でもUV対策の優先度が高い時期です。にもかかわらず、BBクリームのSPF表示を頼りにすると、塗る量が足りず表示どおりの効果にならないことが多いんです。

日焼け止めは規定量の3分の1から2分の1しか塗られていないことが多く、半分の量ではSPF50+の製品でも実際の防御力がSPF10〜20程度まで落ちることがあると指摘されています。BBクリームは仕上がりを自然に見せるためにさらに薄く伸ばすので、量の不足はもっと起きやすくなります。

また、日焼け止めとBBクリームを重ねてもSPFの数値は足し算されず、高いほうの数値が基準になります。重ねれば強くなるわけではない、という点は押さえておいてください。屋外にいる時間が長い日は、先に低刺激の日焼け止めを必要量塗って、その上からBBを薄くのせる順番のほうが理にかなっています。

髭剃りを再開した日と、BBを再開した日を重ねないでください

照射の翌日から髭剃りを再開する人は多いと思いますが、その同じ朝にBBクリームも塗り直すのは、肌への負担が二重になります。刃で角質を削った直後の面に油分と顔料をのせ、夜にクレンジングでもう一度こする流れになるからです。

再開するなら、髭剃りを先に1〜2日試して肌が荒れないことを確かめてから、BBを戻す。順番を分けるだけでトラブルの切り分けもしやすくなります。脱毛中は毛が柔らかくなって剃りにくくなることもあるので、そのあたりは脱毛後にヒゲが剃りにくい理由を参考にしてください。

施術後の時期ごとに、塗っていいものを整理しておきます

あくまで肌に異常が出ていない場合の目安です。赤みや痛みが残っているなら、下の表よりも自分の肌のほうを優先してください。

時期 BBクリーム あわせて気をつけたいこと
施術当日 避ける 低刺激の化粧水と乳液まで。熱感があるうちは冷やす
翌日〜2日目 赤みが引いていれば薄く。長時間はつけない クレンジングは擦らず、帰宅後すぐ落とす
3日目〜1週間 普段に近い使い方が可能なことが多い 乾燥でヨレやすいので、保湿を先に入れる
1〜2週間(毛が抜け落ちる時期) 塗れるが、凹凸で隠れにくい 厚塗りに走らない。毛は自然に抜けるのを待つ
次の照射の前日〜当日 当日は落として来院 ベースメイクが残っているとレーザーが届きにくくなります

最後の行は見落としやすいので補足します。ベースメイクが毛穴に残っていると照射の妨げになるため、来院前にはきちんと落としておくのが基本です。クリニックにクレンジングが用意されていることもありますが、普段と違う製品でしっかり落とすほうが肌に負担がかかる場合もあるので、当日の朝は薄めにしておくと安心です。

脱毛期間中のBBクリームに求めたい条件は、普段とは違います

普段なら「カバー力」で選ぶところですが、脱毛に通っている間は基準を変えたほうがトラブルが減ります。優先したいのは、落としやすさと刺激の少なさです。ウォータープルーフや高密着タイプは、落とすときの摩擦が増えるぶん、この時期には向きません。

また、青髭を消したくてオレンジ系のコントロールカラーを重ねる方法が紹介されることがありますが、脱毛中は重ねる層が増えるほど落とす手間も増えます。カバーを強めるより、隠したい面積を口まわりだけに絞って、全体は薄く済ませるほうが現実的です。メイクでの隠し方そのものはメイクで青髭を隠す方法で扱っているので、脱毛が終わったあとの通常運用として参考にしてみてください。

明日どうしても隠したいとき、鏡の前で確認しておきたいこと

朝の判断で見るのは3つだけです。赤みが残っていないか、触ってヒリつかないか、白いポツポツが出ていないか。この3つがすべて問題なければ、薄く塗って、その日のうちにクレンジングで落とす前提で使って構いません。ひとつでも当てはまるなら、その日はマスクや前髪の位置で乗り切って、肌が戻るのを待つほうが、結果的に隠さなくていい期間が早く来ます。

髭脱毛は青髭を根本から減らすために通っているはずなので、途中の見た目を取り繕うためにトラブルを増やしてしまうと本末転倒です。赤みが長引く、ポツポツが繰り返し出るといった状態が続くなら、次回の照射までに施術先へ相談して、出力や間隔を調整してもらうほうが確実です。肌の反応には個人差がありますし、乾燥しやすい季節かどうかでも変わります。不安があるときは自己判断で押し切らず、医師に確認してください。

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