髭を抜くと起きる5つの危険!肌トラブルになったときの対処法も解説
髭を抜くのが癖になってはいませんか?
一時的でも髭を抜いた部分は青髭が解消されて肌がツルツルになるので、髭を抜き出すと病みつきになってしまいます。
私もこの動画のように、毛抜きでよく髭を抜いていました。
しかし髭を抜くことで深刻なトラブルを招いてしまって、ひどい場合は病院で治療を受けるケースもあります。
この記事で紹介する「髭を抜くと起きる5つの危険」とは、
2⃣乾燥肌になるトラブル
3⃣埋没毛になるトラブル
4⃣色素沈着が起こるトラブル
5⃣硬毛化するトラブル
です。
髭を抜くリスクを知って健やかな髭のメンテナンスを行うようにしてください。
髭を抜くと毛嚢炎になる可能性がある
毛嚢炎(もうのうえん)は、髭を抜くことで肌の奥にある髭の毛包部分が細菌に感染して起こる炎症です。
症状は白く膿んだ小さなドーム状の丘疹(ぶつぶつ)や、赤い丘疹ができます。一見するとニキビのように見える発疹です。
個人差はありますが、ぶつぶつの数は1~2個のときもあれば、数十個の毛嚢炎が発疹する場合があって、軽微な痛みやかゆみを伴うこともあります。
毛嚢炎を発疹したら髭を抜くのを止めて、洗顔などで肌を清潔にして、ぶつぶつは潰さずに優しくケアするようにしてください。
大抵の場合は自然に治癒しますが、しばらく様子を見ていて発疹がひどくなったり繰り返し発疹が起きたりする場合は医療機関で検査をしてください。
脱毛クリニックでは、抗生物質、化膿止め、ステロイド剤などを処方されて治療するのが一般的です。まれに、手術で切開して溜まった膿を取り出さなくてはいけないほど重症化する場合もあります。
ゴリラクリニックでは無料でデルモゾールG軟膏をもらえるので、毛嚢炎になってしまったらこれを塗って治癒するのを待ちます。
髭を抜くと乾燥肌になる
髭を抜くと乾燥肌になりやすいことはあまり知られていません。皮膚に含まれる水分は肌の表面にある角質層で蒸発から守られています。
髭を抜くと肌の角質層が損壊することで肌の水分が蒸発して乾燥肌の原因になり、細菌が侵入して発疹などの肌トラブルを招きやすいのです。
また潤いがなくなって肌が硬くなるので、周りからは老けて見えたり不潔な印象を持たれたりすることもあります。
特にもともと乾燥肌体質の人は気をつけないといけません。まず毛を抜くのを止めて、洗顔は強く擦らずに優しく洗う方法に切り替えてみてください。
乾燥肌がひどい場合は、洗顔フォームを使わずに水かぬるま湯でのすすぎをおすすめします。
そして、乾燥肌は洗顔やシェービング後に起こる水分の蒸発を抑えるのがポイントです。洗顔後とシェービング後は、保湿ローションや化粧水と保湿クリームをたっぷりと肌に与えて水分の蒸発を防いでください。
私は700円ほどで半年使える菊正宗の化粧水を使っています。
髭を抜くと埋没毛になる可能性がある
皮膚の中でくるりと輪っかになった髭を見たことはないでしょうか?皮膚の中で輪っかになった髭が埋没毛です。
埋没毛とは、皮膚の下に埋もれた毛(髭)のことで、髭を抜いたときに途中で切れてしまって皮膚の中で成長して皮膚が覆いかぶさった状態になります。
私は、頬の髭を抜いていた頃によく埋没毛が起きていました。埋没毛になってしまったときは、毛抜きで皮膚を傷つけて、毛を抜いていたので皮膚に良くないことをしていました。
埋没毛が厄介なのは、皮膚に埋まっているのでシェービングをしても取り除けずに、黒ずんだり炎症を起こしたりすることです。
埋没毛は無理に引き出すと肌を傷つけてしまいます。対策は自然に髭が伸びて皮膚から出てくるのを待つしかありません。
肌を柔らかくしておくと髭が表面に出やすいので、洗顔で古い角質を落として保湿を丁寧に行ってください。
毛穴の掃除(ピーリング)や蒸しタオルで毛穴を開かせておくのも肌を柔らかくする有効な手段です。
埋没毛は毛嚢炎の原因にもなるため、まずは髭を抜くのは止めて、皮膚の中に髭を残さないことを心掛けてください。
髭を抜くと色素沈着が起こる可能性がある
髭を抜いている人の多くに起こるのが色素沈着です。髭を抜くと皮膚表面の組織にダメージを受けて、乾燥・炎症・かゆみ等のトラブルを引き起こす場合があります。
このトラブルをケアするためにメラニンが生成されるのですが、メラニンは色素沈着や黒ずみの原因になってしまいます。
普段の生活をしていても肌にメラニンは生成されていますが、色素沈着に至るほどではありません。
しかし髭を抜くことで肌がダメージを受け続けると、メラニンの生成が活発になって色素沈着が起こってしまいます。
色素沈着は時間を掛けてじわじわと蓄積するので、除去するのにも時間が掛かります。
色素沈着の対策は髭を抜くのをすぐに止めること、そして肌の新陳代謝(ターンオーバー)を活発にすることです。
ターンオーバーの周期は1カ月から1カ月半掛かるのですが、ターンオーバーを活発にする栄養を摂取することで、色素が沈着した肌の角質細胞を剥がすという方法です。
色素沈着が起きてしまったら、ターンオーバーを活発にする栄養素と言われるのがビタミン類や牡蠣に多く含まれる亜鉛を摂取してください。これらの栄養素を多く含む食事を摂って、不足している栄養素はサプリメントを活用して補ってください。
また睡眠もターンオーバーを活発にするためには欠かせません。栄養を摂って、規則正しい生活をすることを心掛けると、色素沈着がなくなっていきます。
髭を抜くと硬毛化する可能性がある
硬毛化とは、髭を抜いた後に新しく生える髭が前よりも太くなってしまう状態を指します。
硬毛化はまだ全てが明らかにはなっていませんが、細く柔らかい毛が硬毛化しやすく、髭を抜くときの摩擦や刺激によって髭の成長を活性化させると言われています。
髭の硬化を防ぐためには髭に無理な刺激を与えないこと、つまり髭を抜くのを止めることしかありません。
髭を抜いたときの危険まとめ
髭を抜くことで起きるトラブルとリスクについて解説をしてきましたが、私自身も過去に髭を抜く習慣があって、毛嚢炎・埋没毛・色素沈着を経験しています。
色々と調べていった結果が今回お伝えした5つの危険性です。実際に髭を抜くのを止めてからはこれらの肌トラブルは起こりませんでした。
そんな私の経験則からも、髭を抜くのは最も危険な行為なので、髭を剃ることをおすすめします。
脱毛クリニックでも、髭を抜いていることを話すとすぐに止めるように言われますね。
どうしても剃ると、青髭になってしまい気になるという方もたくさんいますが、その場合は髭脱毛が最もおすすめです。